既述の通り、ゴール共有型会話機能では会話を繰り返すことで検索結果を絞ることができる。このときにmiaが尋ねる質問事項は形式的なものではなく、そのときどきで最も効果のある(検索結果が絞り込める)ものになっているという。
今後の展開など
イナゴでは今後、情報とサービスが融合する次世代に向けたサービスとしてmiaを展開していく方針だ。具体的にはスマートフォン以外にもスマートカー、スマートホーム、スマートウォッチなどの次世代デバイスにmiaを組み込むことが考えられている。ちなみにiOS版も去年の7月に完成している。ただ、App Storeの登録申請が通らないのだという。これは本アプリの機能がSiriと類似していることが要因と見られている。
質疑応答では、収益の仕組みについて質問があった。既述の通り、miaは無料で提供されている。このため、イナゴが本アプリで得られる利益は全くのゼロだという。収益の対象は、音声検索アシスタント機能を利用したいメーカーに向けられている。つまりmiaを組み込みたいデバイスメーカーに有料で提供する考えだという。そのため同社では現在、プラットフォームをコンシューマーに普及させること、またフィードバックを得てアプリに磨きをかけることに注力している。