開放F値1.9という明るいレンズを搭載。光学式・電子式手ブレ補正の併用で、ブレの少ない撮影を行えるなど、カメラの機能を強化している。

写真家の意見を元に絵作りを追求したカメラ機能

手ブレ補正機能も強化した

光学式と電式の手ブレ補正を組み合わせ手ブレを補正する

FEEL musicianは、新開発の音響リアリティエンジンで、音響の専門家の意見を採り入れたチューニングにWolfsonの音声処理LSIを搭載。Dolby Mobile v3、aptX対応なども行われている。SH-06Eでは、連続再生で75時間を実現するなど、長時間再生も可能になっている。

音も重視したことに加え、さらに長時間駆動を生かし、スマートフォンで音楽を快適に聴けるようにした

「FEEL UX」は、UIリアリティ技術を搭載することで、「五感に訴えるUIを追求した」(長谷川氏)という。端末を振ると画面オフ、画面を指でスライドすると画面オン、音声操作、手をかざしての操作など、「五感で感じるプレミアムな操作感」を目指したという。

快適なUIを目指し、五感に訴える操作性を追求した

また、スマートフォンとAQUOS、G-SHOCK、プリンタなど、外部機器との連携を強化し、「積極的に他社とコラボレーション」していく考えだ。

AQUOSを始め、さまざまな機器との連携を強化する

スマホライフAQUOSは、Miracastに対応し、スマートフォンの画面をワイヤレスでテレビに表示できる

シャープは、2012年度のメーカー別シェアで3位に落ちたが、IGZOによる独自性を生かしてシェアは回復傾向にあり、これをさらに強化して国内シェア1位へ返り咲きたい考え。ドコモが「ツートップ戦略」で端末を優遇する戦略をとっているが、これに対して長谷川氏は、ドコモに3モデルを供給しており、ユーザーの選択肢を拡大。ユーザーニーズの高いものを商品化することで、史上の期待に応えたい考えを示す。

各事業者ともラインナップを絞る方向だが、今後もユーザーニーズに応じた複数の製品を事業者に提案していく方針で、さらなる拡大を図っていきたいとしている。

今回、携帯キャリアへの搭載製品にはIGZO非搭載モデルもあるが、開発時期などのずれもあるということで、IGZO自体の供給には問題なく、14年度には100%のスマートフォン・タブレットに搭載し、同社の強みとして「電池長持ちナンバー1」のブランドを構築していく。