それはデザインだ。
「Xperia Z SO-02E」はフルフラットで角ばっており、さらに背面がガラスコートされていたが、「Xperia UL SOL22」では背面がラウンドフォルムとなり、ガラスコートからインモールド加工に変更となった。当然、質感はまるで違うし、端末の厚みも7.9mmから10.5mmへと増している。
「Xperia Z SO-02E」のような形状を期待していたauユーザーはがっかりするかもしれないが、発表会場でさわった限りでは「Xperia UL SOL22」の質感もかなり良好で、どちらが優れているというわけではない。ちなみに持ちやすさという点では、丸みを帯びた「Xperia UL SOL22」の方がおそらく多くの支持を集めるだろう。
「Xperia UL SOL22」と「Xperia Z SO-02E」は中身の面ではほぼ同等であり、どちらを使ってもそれほど差は感じないと思われる。ただし、デザインや持った感触ははっきり違うので、これは両方を実際にさわってみて確かめるべきである。
次に価格面だ。
まず「Xperia UL SOL22」の本体価格は68,048円。毎月割が1,575円分あり、実質負担額は30,240円となる。これは新規で購入しても機種変更でもMNPでも変わらない。ただし、25歳以下の場合はさらに割引されて本体価格57,540円、実質負担額19,740円となる。
対する「Xperia Z SO-02E」は本体価格77,280円とやや高いが、毎月割引が1,995円(MNPの場合を除く)あるので最大(2年間)で実質負担額は29,400円まで下がる。また、MNPでキャリアを乗り換えた場合は割引額が3,220円まで上がり、実質負担額はゼロとなる計算だ。
本体価格のみ、さらに2年間使い続けた場合の話ではあるが、単純計算すると、
- MNPで移るなら「Xperia Z SO-02E」の方が19,740円分お得
- 新規購入、機種変更の場合で、なおかつ25歳以下なら「Xperia UL SOL22」が9,660円お得
- 新規購入、機種変更の場合で、なおかつ26歳以上なら「Xperia Z SO-02E」が840円お得
ということになる。この程度の違いだと、価格よりもデザインやキャリアの好みで選んだ方がいい。docomoにはさらに夏モデルの「Xperia A SO-04E」もあるので、Xperiaファンはそちらもあわせて検討したいところだ。