Core i5を搭載しハイパフォーマンスを実現、SSD+HDD構成も可能
LB-T520Sの標準構成では、デュアルコアCPUのCore i5-3230M(動作周波数2.60GHz、ターボ・ブースト機能利用時最大3.20GHz)を搭載しているが、動画エンコードなどでさらに高い性能を求めるユーザーには、BTOオプションでクアッドコアCPUのCore i7-3632QM(動作周波数2.20GHz、ターボ・ブースト機能利用時最大3.20GHz)へとアップグレードすることが可能だ。
また、本機で見逃せないのが、SSD+HDDのツインドライブ構成が可能になっている点だ。本体底面のカバーを開けてみると、2.5インチドライブ用ベイに搭載されたHDDに加え、中央あたりにmSATAスロットが用意されていることがわかる。ここにmSATA接続のSSDモジュールを搭載することで、ツインドライブを実現できるので、ストレージに高いアクセス性能と大容量を両立させることが可能だ。
mSATAスロットに搭載するSSDモジュールは128GBまたは256GBが選択でき、HDDは標準の500GB(5400rpm)のほか、500GB(7200rpm)、1TB(5400rpm)の3種類。また、2.5インチベイにHDDの代わりにSSDを搭載することも可能で、インテル520の120/480GB、Samsung 840の120/500GB、Samsung 840 Proの256/512GBのいずれかを選択できる。最高のストレージ性能を求めるユーザーは、SSD+SSDという構成をとることも可能だ。
なお、本機では光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブのみとなっている。そのほかユニークなオプションとしては、通常の付属品よりも持ち運び時にかさばりにくい薄型ACアダプター(厚さ17mm)が用意されている。
720pならゲームにも対応可能
実際のパフォーマンスだが、WindowsエクスペリエンスインデックスではCPUが7.2、メモリが7.5、ゲーム用グラフィックスが6.6と、スタンダードノートとしては申し分ないスコアが得られている。デスクトップグラフィックスが5.7と、相対的に見ると、ほかの項目に比べやや奮わない結果となっているが、本機はCPU内蔵グラフィックスとGeForceを自動切り替えするOptimusテクノロジに対応しており、NVIDIAコントロールパネルではGeForce側を優先するように設定したが、このテストのとき実際にはCPU側が有効になっていた可能性もある。いずれにしても、Officeソフト等を使用する際にグラフィックスパフォーマンスが問題になることはまずない水準である。
実際のゲームタイトルを使用したベンチマークテストでは、本機が搭載するディスプレイの解像度程度であれば、標準的な動作が見込めることが確認できた。ゲーム用PCではないので最新のFPSなどを楽しむのはさすがに厳しいが、定評のあるオンラインRPGをノートでもプレイしたい、といったニーズには十分対応することができるだろう。
BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10) | |
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1280×720 | 64.0fps |
ロストプラネット 2 ベンチマーク テストタイプB(DirectX 11) | |
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1280×720 | 25.4fps |
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク | |
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Low | 2315 |
3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット | |
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3Dmarks | P6360 |
GPU SCORE | 5680 |
CPU SCORE | 9923 |
3DMark Vantage 1.1.0 GPU SCORE | |
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1280×720 | 7762 |
CINEBENCH R10 64bit | |
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Single CPU | 5529(2分40秒) |
Multiple CPU | 10936(1分20秒) |
デスクトップPC代わりのメインマシンとして利用するのが一般的な15.6型ノートだが、今回のスリムな新「LuvBook T」シリーズはさらに活用の幅を広げる、一歩進んだオールラウンダーということができるだろう。幅広いユーザーにフィットする一台となっている。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | LB-T520S |
ディスプレイ | 15.6型HDグレア液晶(1366×768) |
CPU | インテル Core i5-3230M |
メモリ | 8GB PC3-12800 DDR3 SO-DIMM |
HDD | 500GB SerialATAII |
チップセット | モバイル インテル HM76 Express |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GT 740M |
OS | Windows 8 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN |
インタフェース | USB 3.0×2(1ポートはeSATA兼用)、USB 2.0×2 |
サイズ | W374×D252×H14~26.8mm(折り畳み時) |
重量 | 約2.4kg |
バッテリー駆動時間 | 約3.5時間 |
価格 | 79,800円(税込) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2013/5/14(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。