フジヤエービックが主催する「春のヘッドフォン祭2013」が5月11日、東京・港区のスタジアムプレイスで開催された。ヘッドフォン祭は、名前のとおり、国内外のヘッドフォンを集めた展示会だ。
カラバリ多彩でデザインで楽しめるヘッドホン
2012年10月に行われた秋のヘッドフォン祭2012では、各メーカーが多くの新製品を出展していた。それに対して今回、開催タイミングの関係か純粋な新製品は、前回に比べて少ないように見受けられた。既存のモデルや、既存製品の新たなカラーバリエーションなどを中心に出展しているメーカーも少なくなかったようだ。
ヘッドホンでは音質が重要なのはもちろんだが、特にアウトドア向けのモデルでは、日常的に身に着けるものだけに、デザインも重要な要素となる。すべてを網羅することはできないが、気になった展示をピックアップしてみたい。
デノンブースでは、5月9日に新色のピンクを発表した「ライフスタイルヘッドホン」のスポーツシーン向けモデル「EXERCISE FREAK」を中心に展示。同社のヘッドホンというと、ブラックやシルバーのものがイメージされると思うが、EXERCISE FREAKは、ビビッドな色使いが印象的だ。
ハーマンインターナショナルのブースもカラーバリエーションを追加したモデルが中心だ。上の写真は、harman/kardon「CL」と「AR」のホワイトバージョン。
さらに、デザイン面で注目なのは、イーフロンティアブースに出展されていたKlipschの「X7i」だ。ハウジング部分が陶器で作られており、独特の質感を持っている。また同ブースには、夏を目処に発売が予定されているBluetoothスピーカーも出展されていた。会場にはホワイトモデルが展示されていたが、ブルー、ピンク、イエロー、オレンジなどカラフルなカラーバリエーションも展開される予定となっている。
フォステクスブースでは、カラフルなヘッドホン「KOTORI」シリーズの新ラインナップを出展。現在開発中のKOTORI 301は、オンイヤータイプの密閉型モデル。既発売の101/201と同様に、Web上で、パーツを組み合わせてカスタマイズすることができるようになるとのことだ。
装着スタイルを自由に選べるミニマムサイズのスポーツ向けBluetoothヘッドホン
フォーカルポイントブースでは、5月9日に発表した、米JayBirdのスポーツ向けイヤホン「JayBird BlueBuds X Bluetoothイヤホン」(以下BlueBuds X)と「JayBird Freedom Sprint Bluetoothイヤホン」(以下Freedom Sprint)を出展。なかでもBlueBuds Xは、そのコンパクトさと機能性から注目のモデルだ。「スポーツイヤークッション」により、動きの激しいスポーツの際でも外れにくい。装着時、耳の上を通すことも下を通すこともできるコードは、余分な部分を巻き取ることができ、邪魔になりにくい。
BlueBuds Xはスポーツモデルとなっているのだが、日常的に使用しても違和感のないデザインも大きな特徴だ。ブラックとホワイトの2色が用意されているのだが、ホワイトモデルは単純な白というわけではなく、白/黒のツートンとなっている。なかなか、引き締まった印象を与える。
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