誰得だよ? 超ロングライフな「AQUOS PAD」のバッテリーが切れるまで歩き続けると東海道五十三次でどの宿場町までいけるか試した(前編)

道中、銀座のApple Storeを通りかかったところで、Oさんが急に鞄から林檎を取り出した。何事かと思ったら、片方をかじってApple Storeに掲げてみせ「写真を撮ろう!」と大はしゃぎ。もちろんこの企画に一切関係のない行動である。Oさん、これ、ひょっとしてただの記念写真では……。

この時点での電池残量は96%。すでに数十分使用していることを考えると、驚くべきもちの良さといえる。今後はこうやって、ところどころで残量を計測していくことにする。

さて、銀座を通り過ぎひたすら品川へ向かって歩いていく。通りがかった人にチラチラと見られるOさん。そりゃそうだ。浮き輪を持って都会のど真ん中を歩く人は普通いない。完全に不審者である。

そんなこんなで次に通りかかったのは汐留のイタリア街である。私は知らなかったのだが、その名の通りヨーロピアンな雰囲気の建物が立ち並ぶ一角だ。Oさんのバカンスな服装が面白いほど似合っていない。

すでに開始から2時間が経過しているが、バッテリーはまだ9%しか減っていない。単純計算であと20時間くらい使えてしまうことになる。このままでは「男二人でしっぽり温泉宿の旅」が決定してしまう。いかん、もっと積極的に使っていかなければ!