一方、位置情報機能と連動するという仕掛けも用意されている。仕事場でGoogle Nowを試している間は、天気情報とカレンダー程度しか表示されるカードがなかったが、最寄り駅まで歩いてみたところ、直近の上り/下りの時刻を載せた「公共交通機関」カードが現れた。
すべてのデバイスがGoogleアカウント経由でつながることもポイントだ。たとえば、PCのWebブラウザでGoogleアカウントにログインし、その状態でGoogle Mapsを使い適当な場所を表示すると、次回Google Nowを表示したときその場所へルート案内するカードが表示される。これは、ユーザがその場所に関心があり目的地とする可能性が高い、という推理なのだろう。ユーザが求めている情報を質問(検索)される前に答える、というGoogle Nowらしい機能といえる。
なお、サンプルカードにある「通貨換算」や「自宅」は、海外にいるとき表示されるカードだ。前者は現地通過と使用言語の国(日本円)の為替レートを表示し、後者はふだんとは異なるタイムゾーンにいるとき現れる。これらの機能は、海外へ渡航する機会が多いユーザには重宝されそうだ。