Xperia Zの画質に関しては、スマートフォンカメラではトップレベルだろう。特にXperia ZのフルHDディスプレイでは、同端末が採用する「モバイルブラビアエンジン2」の威力が発揮され、シャープネスや彩度、コントラストなどが最適化され、画質がさらに向上して見える。スマートフォンカメラで撮ったとは思えないレベルだ。

ただ、パソコンに画像を移動して表示すると気になる部分が出てくる。高画質化したとは言っても、レンズや極小ピッチのセンサーなど本家のデジカメと比較すると劣る部分がある。さらなる進化を期待したいところだ。

コンパクトデジカメレベル、とまでは言わないが、画質は良好だ (原寸大画像を見る)

格子の部分にモアレもあるし、強い光がレンズ内に入るとフレアも生じるが、色味は鮮やかで記憶色に近く、雰囲気はいい (原寸大画像を見る)

細部までしっかり解像しており、こういったシーンは比較的得意 (原寸大画像を見る)

ホワイトバランスは色味を残す方向で、雰囲気を維持する方向だ (原寸大画像を見る)

ISO400ぐらいだとまずまずの画質 (原寸大画像を見る)

あまり近寄るよりは、少し離れて撮影した方がいい。マクロはそれほど得意ではないようだ (原寸大画像を見る)

かなり厳しい状況だが、うまく描写している (原寸大画像を見る)

ややカラーノイズが乗っているが、石像も背後の大聖堂も、適切な露出で撮影されている (原寸大画像を見る)

個人的にはもう少し広角のレンズが欲しかった (原寸大画像を見る)