「LIFEBOOK WU1/K」の一番の魅力は、薄さと堅牢性の両立だろう。14型ワイド液晶とUltrabookとしては大きいディスプレイを採用しながら、ボディの厚みはHDD搭載ノートPCとして世界最薄となる15.6mm。前面先端では、わずか9mmとなっている。Ultrabookでは、より薄型化するためにメインのストレージにもmSATA SSDを採用した製品が多いだけに、実際、手に持ってみるとHDDが本当に入っているのかと疑いたくなるほどだ。
加えて、富士通独自の「超圧縮デュアルグリッド構造」と天板・底面に軽量で頑丈なマグネシウム合金を使用することで、約200kgfの重みにも耐えるボディを実現。満員電車では、100kgfの圧力がかかるといわれているが、これならば通勤時でも毎日安心して持ち運べる。重量は1.44kgと飛び抜けて軽いワケではないが、14型ワイドという液晶のサイズを考えると十分軽量だ。
テスト機のカラーは「スパークリングブラック」。そのほか「サテンレッド」やWEB MART限定色の「サテンシルバー」もある |
天板と底面の素材にはマグネシウム合金を採用。底面にはポートリプリケータを接続するコネクタも |
キーボードは、キーピッチが約19mmと広めで、キーストロークは約1mmと浅めながら、頑丈なボディのおかげで強めに押してもたわまない剛性が確保されている。キー配列にクセもなく、[Enter]や[Backspace]など使用頻度の高いキーは大きめになっているなど、文字入力は非常にしやすかった。
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