Fonepad ME371MGの通話機能を試してみた
「Fonepad ME371MG」は重量340gで、本体サイズはW120.1×D196.6×H10.4mmと7インチタブレットとしては標準的。ディスプレイは解像度1,280×800のIPS液晶で、120万画素のフロントカメラと300万画素のメインカメラを搭載。また電子コンパスや光センサ、加速度センサ、近接センサなども備えている。スペックとしてはまずまずといったところだが、SIMフリーで通信費を安く抑えられる上、本体の店頭予想価格も29,800円程度と安価なのは大きい。
通話モードとしては「ビデオ通話」「直接通話」「スピーカーフォン」の3つを搭載しており、ダブルマイク機能でノイズやエコーをカットできるという。実際に通話を試してみたところ、たしかに通常の通話では困らないレベルの通話品質は実現できていると感じた。
ちなみに「Fonepad ME371MG」には、インテル製のAtomプロセッサー「Lexington」が搭載されている。発表会に登壇したインテル執行役員技術本部本部長・土岐英秋氏によれば、「Lexington」は普及価格帯のスマートフォン向けのチップであり、中国やインド、東南アジア、アフリカ、ラテン・アメリカなどが主な市場となる。
もっとも、普及価格帯とはいえ性能は決して低いわけではない。1080p 30fpsのフルHDムービーをサポートする他、静止画撮影においても毎秒7フレームのバースト・キャプチャー機能を備え、SGX540による優れたグラフィックス性能も有するのだという。
この他、ChromeやGoogleMobileServicesの移植・最適化にも取り組んでおり、2013年はメジャーなアプリケーションベンダーとの協業をさらに拡大していく予定とのことだ。