ASUS JAPAN マーケティング部 部長 シンシア・テン氏 |
ASUS JAPANは19日、日本国内として初となるIntel Atom搭載7型Androidタブレット「ASUS Fonepad」と、デスクトップとしてもタブレットとしても使えるオールインワンPC「ASUS TransAiO」を発表した。これに合わせて都内で記者会見を開催し、製品の紹介を行った。
冒頭であいさつに立った同社マーケティング部 部長 シンシア・テン氏は、今回発表した2製品を「"挑め。想像を超えたその先へ。"というマニフェストによって産み出された成果」と語るとともに、「ユーザーの進化したライフスタイルに沿ってASUSも進化を続ける」と今後の製品開発に対する意気込みを述べた。
ASUSのアイデンティティ、マニフェスト |
ASUSが現在の技術トレンドとして語ることが多い"SoLoMo"。ソーシャル(Social)、ローカル(Local)、モバイル(Mobile)の3つの要素を指す |
スマートフォン+タブレット=「ASUS Fonepad」
ASUS JAPAN システムビジネスグループ テクニカルプロダクト エンジニア 阿部直人氏 |
続いて、システムビジネス部 テクニカルプロダクトエンジニア 阿部直人氏により、新製品についての紹介が行われた。
「ASUS Fonepad」はモビリティに特化したデバイスとして位置付けられた製品。普段通話用として持ち歩いているスマートフォンと、ブラウジングや文字入力に秀でたタブレットを融合させた、実用性・経済性に優れたデバイスだという。
また、ASUSがこだわっているデザインでは、重厚感、高級感に優れたメタリック仕上げとなっており、背面のコンパートメントにMicro SIMとMicro SDのスロットをひとつずつ備える。7型タブレットでは搭載されている機種が少ない背面カメラを搭載する。
通話機能に関しては、3つのモードが用意されている。1つは前面カメラを利用したビデオ通話、もう1つは端末を直接耳に近づけての直接通話、さらにスピーカーフォンとしても使える。Bluetoothにも対応しているため、別途デバイスを用いればハンズフリー通話も可能だ。
デバイスの機能面については、オートフォーカス機能、720pでの動画撮影が可能な背面カメラを備える。同社独自のアプリケーション「ASUS Story」によって写真の整理やアルバムを作成して、家族や友人と共有することも可能だという。7型のディスプレイには、広視野角をほこるIPS液晶パネルを採用。画面解像度はWXGA(1,280×800ドット)で、鮮明な映像を楽しめる。
SoCには、開発コード「Lexington」として知られるIntel Atom Z2420を搭載する。
サウンド面では、同社製品ではおなじみのSonic Masterテクノロジーに加えMaxx Audio Systemが搭載され、クリアで臨場感あふれるサウンドを楽しめるという。
ASUSは"隙間時間の有効活用"にも配慮し、マルチタスクを手軽に実行可能な独自アプリ「Floating App」をプリインストールし、複数のアプリケーションの同時利用を実現している。また、従来製品と同様に「Supernote」、「ASUS Webstorage」といったアプリやサービスを標準で提供するという。