日常利用には問題のない性能をキープ
試用機の構成は、CPUがモバイル向けの省電力なAMD Z60で、メモリが2GB。ストレージは128GBのSSDというものだった。タブレットとして考えると特に問題は感じられない構成だが、Windows 8搭載のPCと考えるとパフォーマンスはどうだろうか。
実際に使ってみたところ、Windowsアップデートやアプリケーションのインストール/アンインストールといった部分では少し待たされるところがあった。しかしブラウジングや、インストールされているアプリケーションを利用する分には特に不満を感じるほどのものではない。
ベンチマーク結果は、ハードウェア構成なりの結果が出た。Windowsエクスペリエンスインデックスの結果を見るとわかりやすいが、プロセッサの成績が比較的低めとなっている。一方でグラフィックス性能はなかなかで、軽いゲーム程度ならばかなり快適に遊べるだろう。SSDの動きもよく、データの読み書きをする部分は軽快だ。
バッテリー駆動時間については、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を利用して計測した。3時間11分36秒使うことができたから、ちょっとした外出には十分対応してくれる。省電力な設定にした上で持ち歩いて必要な時に電源を入れて使うという繰り返しならば、モバイル利用も快適になるはずだ。
■Windowsエクスペリエンスインデックス | |
プロセッサ | 2.7 |
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メモリ | 4.9 |
グラフィックス | 3.4 |
ゲーム用グラフィックス | 5.4 |
プライマリハードディスク | 7.5 |
■PCMark 7 | |
PCMark Score | 1093 |
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マイクロソフトのキーボード & マウスセットもあり
マウスコンピューターといえば豊富なカスタマイズができるというイメージがあるが、LuvPad WN1100の場合はタブレット端末として固められているため、ハードウェアの構成は変更できない。ただしOSをWindows 8からWindows 8 Proにすることや、Micorosoft Officeをプリインストールすることは可能だ。
また、本体のみで販売する「LP-WN1100」のほかに、BluetoothマウスとBluetoothキーボードをセットにした「LP-WN1100-WKM」も用意されている。直販サイトでの販売価格は「LP-WN1100」が59,850円であるのに対して、「LP-WN1100-WKM」は69,930円。マウスとキーボードがつくだけにしては高く感じられるかもしれないが、付属するのは「Microsoft Wedge Mobile Keyboard」と「Microsoft Wedge Touch Mouse」のセットだ。
「Microsoft Wedge Mobile Keyboard」はキーボードカバー部がタブレットスタンドになるというもので、折りたたみ機構などはついていないストレート型のキーボードだ。そして「Microsoft Wedge Touch Mouse」は、一般的なマウスのクリックボタン周りだけを独立させたような不思議な形をしたコンパクトマウスだ。この2つをばらばらに購入しても、2つで1万円くらいにはなるから割とお得だ。
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