シンプルで扱いやすいデザイン
外見は非常にシンプルだ。サイドパーツとフロントに軽く回り込んだフレームパーツはマットでサラサラとした手触りだ。その内側のディスプレイベゼル部分は、ディスプレイ部分と同じクリアパーツで覆われている。画面端でのタッチ操作もしやすい、段差のないつくりだ。それでいて、どうしても手がかかる部分はマットなパーツで覆われているから、あまり指紋も気にならない。
背面は細かいパターンが刻まれており、ラバー風の質感となっている。手のひらで支えるように持つと軽くひっかかる感触があり、滑り止めになってくれているようだ。粘り着くような感触はなく、汚れも目立たないので扱いやすい。机に置いて使う時にも、軽く触れた程度で本体が滑ることもなく快適だった。
四隅は小さな径で丸く角をとってある。全体的に凹凸もなく、バッグやスリーブケースへの出し入れはスムーズに行える。本体サイズはW296.32×D191.18×H10.0mmで、重量は810gだ。1kgを大きく切っていることで持ち歩きしやすいボリュームになっている。しかし大きさもそこそこあるため、端の方を掴むというよりは、腕に乗せるようにして支えて使うか、テーブルにおいて使うのが現実的だろう。
USB変換コネクタ付属で周辺機器接続もOK
フロント側には100万画素のWebカメラが埋め込まれているほか、下部にWindowsキーが配置されている。Windowsキー近くの長辺には何もない。逆側の長辺には電源ボタンが配置されている。
短辺には、Windowsキーを下にして持った場合の左側にヘッドフォン/マイク端子×1とmicro HDMIポート×1がある。逆側にはmicro USBポート×1と電源コネクタがあり、端に音量調整ボタンが配置されている。
インタフェースは最小限といったところだが、micro HDMIポートがあるおかげで大型ディスプレイへの出力や、プロジェクターの利用などができる。またmicro USBポートを通常のUSBポートに変換するコネクタが標準で付属するため、外付け光学式ドライブなどUSB接続の周辺機器も簡単に利用できる。
キーボードやマウスを利用したいならば、Bluetooth接続が現実的だろう。Bluetooth V4.0 + LE準拠モジュールが搭載されているから、キーボードやマウス、ヘッドセットなどが手軽に利用可能だ。
短辺にはインタフェースを挟むようにスピーカーが配置されている。横長に持つと左右から音が出るため、小さな端末の割に立体感のある音が楽しめるのもおもしろい。
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