ネットで「これを買えよ、(作業が)捗るぞ」的な情報を漁ると、しばしば「マルチディスプレイ最強説」を目にするはずだ。デスクトップが狭いなと感じたら、横に1枚追加すると、閲覧できる情報量が上がってよい、というわけだ。

しかし、マルチディスプレイ環境には配線が乱雑になりやすいとか、ベゼルで画面が分断されるという欠点もある。WQHD(2,560×1,440ドット)液晶なら1枚でも十分広いが、こちらはこちらで上下方向に画面が広いため首や目への負担も大きい。

こういったジレンマをエレガントに解決してくれるのが、今回レビューするデルの超ワイド液晶「U2913WM」だ。縦横比21対9、2,560×1,080ドットという超変則的29型液晶の魅力をレビューを通じて紹介しよう。

U2913WM

■主な仕様 [製品名] U2913WM [画面サイズ] 29型ウルトラワイド [駆動方式] AH-IPS方式 [画面タイプ] ノングレア(非光沢) [表示解像度] 2,560×1,080ドット [視野角] 水平/垂直とも178度 [輝度] 300cd/平方メートル [コントラスト比] 1,000:1 [応答速度] 8ms(GtoG) [映像入力] デュアルリンクDVI-D(HDCP対応)、HDMI、DisplayPort、Mini DisplayPort、D-Sub [その他インタフェース] USB 3.0ダウンストリーム×4、USB 3.0アップストリーム×1、DisplayPort出力、音声出力 [サイズ] W699.8×D194.2×H358.7~487.0mm(スタンド含む) [重量] 5.76kg(パネルのみ) [直販価格] 49,980円

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