Celeronでも一般事務処理には十分
「WSS for ビジネス B シリーズ」のスリムモデルには、4つのラインアップが用意されている。CPUがCeleron、Core i3、Core i5、Core i7となる4種だ。今回試用したのは、その中で最も安価なCeleron搭載モデル「WSS-B75SL-E」。OSはすべてWindows 7というのもビジネスの現場ではうれしい。
構成はCPUにCeleron G1610を採用し、2GBのメモリと500GBのHDDを搭載したもの。光学式ドライブはDVDスーパーマルチドライブだ。最近のマシンとしてはかなり非力な構成に見える。実際に使ってみても、さすがになんでもスイスイできる、キビキビと動くという印象ではないのだが、遅くて使えないということはまったくない。
これはベンチマーク結果にも表れている。Windowsの快適さを示すWindowsエクスペリエンスインデックスでは、グラフィックスのスコアこそ低いものの、ほかはそこそこの結果が出ている。
使ってみて多少の遅さを感じるのは、Windowsアップデートなど元々時間がかかるタイプの作業だ。これは少々待たされるという実感がある。しかし、普通にブラウジングなどをしている分には気にならない。基本的な事務業務で利用するなら、まず問題ないだろう。
一括導入しやすい価格とバリエーション
このシリーズの大きな魅力は価格だろう。試用した「WSS-B75SL-E」は43,980円。最上位の「WSS-B75SL-X」でも88,980円だ。
最上位モデルがどんな構成かというと、CPUはCore i7-3770で、メモリは16GB。特別なグラフィックス性能を要求しない業務には対応できるはずだ。これでケースは同じだから、部署ごとに必要な性能を確保しながら、同じ外見のマシンを一括で導入することもできる。コスト面でもビジュアルでも企業導入しやすいのが魅力だ。
また「ビジネスを止めない」ことに貢献してくれるマシンであることにも注目したい。信頼性が高い構成部品を採用したうえで、365日24時間のサポート対応受け付けをしてくれる。さらにピックアップ修理サービスは1年間だ。組み上げが国内で行われているというのも心強い。高コストパフォーマンスの「WSS for ビジネス B シリーズ」は、オフィスへのPC導入時には、ぜひ選択肢に加えたいモデルといえるだろう。
■詳細スペック | |
型番 | WSS for ビジネス B シリーズ WSS-B75SL-E |
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CPU | Intel Celeron G1610 |
チップセット | Intel B75 Express |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 500GB HDD |
グラフィックス | CPU統合グラフィックス |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
ネットワーク | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1 |
インタフェース | USB 3.0×4、USB 2.0×6、DVI×1、HDMI×1等 |
サイズ | W96×D420×H342mm(縦置き) |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット版 |
価格 | 43,980円 |
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