NURO LTEの対応モバイルルーターをセットで販売するプランには、月額3,800円で利用できる「NURO LTE ハイスピード V」と月額4,980円で利用できる「NURO LTE ハイスピード」の2プランを用意する。前者は2年間の定期契約を必要とし、後者は契約期間に条件をもうけない。どちらとも最大通信速度は下り100Mbps/上り37.5Mbpsで、SIMが最大2枚まで追加できる。通信規制は3日間で500MBに設定されている。
そのほか、法人向けインターネット接続サービス「NURO Biz」の提供も発表された。GPONを採用したサービスで、契約プラン「NUROアクセス」にはエントリープラン(月額4,980円~)、スタンダードプラン(月額19,800円)、プレミアム30Mプラン(月額52,500円)、プレミアム50Mプラン(月額157,500円)を用意する。全プランで下り最大2Gbps、上り最大1Gbpsの広帯域接続が可能になる。
説明のため登壇したソネットエンタテインメント 取締役執行役員専務の会田容弘氏は「今後とも、技術の進歩とともに絶えず新しい価値を提供し続けることで、従来なかったようなコンテンツやサービスが想像を越えて広がることに寄与していきたい」と話した。
ゲストも高速通信に期待
最後にスペシャルゲストとして招かれた女優のすみれさん、スポーツジャーナリストの中西哲生さん、経済アナリストの森永卓郎さんが登壇し、それぞれ高速通信についての期待感を示した。すみれさんは普段、ハワイにいる友人とビデオチャットなどを楽しんでいるという。しかし「通信が不安定になると妙な表情のまま画面がフリーズしてしまったり、ひどいときには通信が切断されたりしてしまう」とのことで、高速インターネット接続が安定して利用できる本サービスに期待した。
中西さんは、世界中で行われているサッカーの試合をストリーミング配信でチェックして情報を取り入れているという。「インターネットがなくなったら、何もできなくなる」と話すほど、ネットに依存している。ただ、通信速度の遅い環境では映像が止まったり、選手の背番号が判別できなかったりということもあるという。「通信速度が速くなることで、情報量の多い放送も高画質で視聴できるようになる」とNURO 光サービスに期待した。
経済アナリストの森永卓郎さんは「オタクの代表としてコメントします」と前置きした上で、「いまAKBグループでも200名以上いますが、秋葉原にはファンが30名くらいしかいない地下アイドルが無数にいます。そういった人たちが、DVDは出せなくても高画質のストリーミングを配信できるというような、そんな時代がやって来るでしょう」との見方を示した。