サイバーリンクの「PowerDVD Mobile for Windows 8」(以下、PowerDVD Mobileと略記)は、Windows 8に対応したアプリである。PowerDVD 13 Ultraを購入すると、無償で利用できる。Windows 8ストアで購入する場合、1,150円である。今回は、無償版をインストールした(図1)。
64ビット版、Windows RT版にも対応する。同社のWebサイトには動作環境が掲載してあるが、主なシステム要求としては、下記が必要となる。
・CPU:1.5GHz Dual Core
・メモリー:2GB以上
・モニター解像度:1366x768以上
無償版は、インストール後にアクティブ化を行う必要がある(図2)。
この際には、PowerDVD 13 UltraのCDキーからサイバーリンクのWebサイトで作成したキーが必要となる。あらかじめ、準備しておくとよいであろう。インストールが完了すると、スタート画面にPowerDVD Mobileのタイルが配置される(図3)。
PowerDVD Mobileを起動すると、図4のようになる。
メイン画面には、4つボタンが用意されている。[ミックス]では、ライブラリ内にあるコンテンツからランダムに選択されたデータがタイル状に表示される。起動のたびに異なるので、その日、その時の気分でコンテンツ選びを楽しむこともできる。
動画を再生してみよう
まずは、動画の再生をやってみよう。図4で[動画]をタップする。[すべて]ではマイビデオの動画一覧が表示される。
見たい動画をタップすればよい。ほかにも[すべて▼]をタップすると、フォルダ単位やカレンダーでの表示も可能である。
何も操作を行わないと、シークバーなどは消える(画面をタップすると再表示される)。SNSなどとの共有も簡単に行える。[動画]の右にある下向きの矢印のような箇所をタップすると、図7のようにメニューが表示される。
マイビデオ以外の場所を参照できる。図8はYouTubeを参照したものだ。
対応するおもなフォーマット(コンテナ)であるが、MP4、MOV、3GP2、3GP、3GPP、AVI、ASF、WMV、MKV、M2TS 、MPG、VOBである。動画コーデックは、MPEG-4 Part 2、H.264、VC-1、WMV、MPEG-1、MPEG-2、音声コーデックは、AAC、PCM、MP3、WMA、MPEG、AC3、DTSである。OSに依存する部分もあるが、これだけの対応があれば、まず困ることはないだろう。字幕などのサポートもあり、再生中にピンチ操作で拡大・縮小もできる。非常にシンプルながら使い勝手がよい。