まずは、番組表での操作から見ていこう。下の写真は、左側がタイムシフトマシンに一時保管されている番組の一覧「過去番組表」で、右側が地上デジタル放送の番組表だ。それぞれの番組表は、左肩に番組表の種類が書かれているが、それ以外の部分には大きな差はない。

過去番組表

地上デジタル放送の番組表

両番組表では、「赤」ボタンで「おすすめサービス」機能が、「緑」ボタンで「番組検索」機能が利用できる。

「タイムシフトマシン注目番組」

「番組検索」

「Z7」シリーズのリモコン

過去番組表で赤ボタンを押すと表示されるおすすめサービスの「タイムシフトマシン注目番組」は、同社のレコーダーでの他ユーザーの録画予約状況を集計し、人気のある番組をリストアップしたもの。

緑ボタンを押すと表示される番組検索は、番組のジャンルやキーワードなどで視聴する番組を検索する機能だ。ジャンルは2段階になっており、サブジャンルを指定することも可能。番組検索で「スポーツ」とは独立して「ゴルフ」というカテゴリーが新設されているが、ここまでの部分に関しては、前回取り上げたDBR-M190と比べても表示色が変わった程度で、それほど変化は感じられない。

「Z7」シリーズで追加された機能をチェック

ここからが、「Z7」シリーズで新たに追加された部分だ、「Z7」シリーズのリモコンには、「ざんまいプレイ」ボタンが配置されている。

ざんまいプレイは、さまざまな方法でタイムシフトマシン内に保管されている番組を検索する機能だ。画面の上側にアイコンが表示されており、ここから機能を選ぶことができる。搭載されているのは、「ほかにもこんな番組」「あなたにおすすめ番組」「みんなのおすすめ番組」「いつもの番組」「急上昇ワード」の5項目と、ジャンルやキーワードなどから番組を検索する機能だ。

「ざんまいプレイ」の「ほかにもこんな番組」

これらの中で特徴的なのは、「ほかにもこんな番組」だ。視聴中の番組と似た内容の番組を、画面の右側にサムネイル表示する。リモコンの上下ボタンでサムネイルを選んで「決定」ボタンを押せば再生がスタートする。同機能で番組を選んで再生している途中で、再度ざんまいプレイボタンを押せば、再び、その番組に似た内容の番組がリストアップされる。このようにして関連性のある番組を次々と視聴していくことも可能だ。

「ざんまいプレイ」の「急上昇ワード」

「急上昇ワード」は、キーワード検索の一種なのだが、検索に使えるワードとして、現在注目されている人物やワードが表示される。

「ざんまいプレイ」の「いつもの番組」

「ざんまいプレイ」の「みんなのおすすめ番組」

「いつもの番組」は、よく視聴している番組をリストアップするもので、「あなたにおすすめ番組」は、これまでの視聴傾向を基にセレクトしたリストを表示するもの。「みんなのおすすめ番組」は、過去番組表でのタイムシフトマシン注目番組と同じように、同社のレコーダーでの録画予約状況から、人気のある番組をリストアップしたものだ。

過去番組表では、番組を探す方法が「タイムシフトマシン注目番組」と「番組検索」「番組表からダイレクトに番組を探して再生する」の3通りだったのに比べて、ざんまいプレイでは大幅にバリエーションが増えている。

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