見かけはPC版と変わらないが、結果表示はやや洗練されているか
デモもそうだが、実行中の画面(Photo04~06)などはPC版と全く差が無い。ちなみにIce Storm Extremeは現在はAndroid版のみに用意されているが、違いとしては、
- 解像度を1080pに引き上げた
- テクスチャとポストプロセスをハイクオリティにした
もので、近いうちにWindowsバージョンにもこのIce Storm Extremeが追加されるとの事である。テストに要する時間もPCとほぼ同じだ。
テストが終ると結果が表示されるが(Photo07)、PC版と異なりこのスコアは自動的にFutureMarkの方に送信されるようだ。というのは、明示的にFutureMarkに結果を登録するオプションが無いにも関わらず、デバイス毎の平均値が算出できているというのは、多分そういうことなのだと思われる。明示的に結果を出す場合は"Share"ボタンを押せば、任意の方法で結果をシェアできる(Photo08)。
Photo07: ()内に示されるのは、同じデバイスの平均値である。Graphics Testは悪くないが、Physics Testのスコアは芳しくない。理由は簡単で、色々なアプリケーションを既にインストールして動かしているからで、クリーンインストールすればCPU負荷が減って、もう少しスコアが上がると思う。 |
また、"DEVICE CHANNEL"には、自動的に結果が登録されており、機種名とスコア、画面サイズ、CPU/GPUの種類、その機種を使っているユーザーの比率が一覧で表示される。絶対的なスコアを見れば、例えば自分の持っているTabletなりスマートフォンなりとPCの性能差の比較が出来るし、また複数のTablet/スマートフォンの機種間の性能比較もここで可能となる。この結果比較に関しては、PC版よりもむしろインターフェースがすっきりしている印象を受けた。
Photo09: この記事を書いている4月4日現在では、一番ユーザー数が多かったのはLGのNecus 4で16%、ついでASUS Nexus 7が11.2%だったが、当然これは状況によって変わるだろう。パフォーマンス順では、Samsung Galaxy S IVがDefaultのスコアが10805で、これにSharpのAquos Phone Zetaの10707が続いていた。 |
この手のベンチマークとしては、SiliconStudio Corp.のリリースするMOBILE GPUMARKが先行しており、こちらは既にiOSデバイスにも対応している。Android向けも勿論あり、既にVersion 2.0もリリースされている。どちらが優れている、というものではなく、むしろこうしたベンチマークが複数種類存在することで客観的な性能差が見やすくなると考えるべきで、そんなわけで手元のAndroid機がこれらに対応しているのであれば、是非インストールして動かしてみる事をお勧めしたい。