実際に撮影してみて感じたのが、"本当に切り取りたい一瞬を逃すこと無く撮影できる"こと。しかも、非常にカンタンに動く被写体を撮影できたのには驚いた。もし、既にGALAXY S III αを所有しているのであれば、是非活用して「写真を撮影する楽しさ」を存分に味わって欲しい、そう感じさせるに至った。

エフェクト機能でアーティスティックな写真にもトライ!

今回、もうひとつ試したかったのが「エフェクト」機能だ。「エフェクト」には、画面に表示されたそのままを切り取る「効果なし」、ややシアンが強まる「コールドビンテージ」、全体的に暖かみを感じさせる「ウォームビンテージ」、色味や粒子感を強調した「ポスタライズ」、「露出オーバー」などはもちろん、被写体の特定の色のみを撮像しそれ以外の色をモノクロにする「グリーンポイント」、「ブルーポイント」、「レッドイエローポイント」といった変わり種から、「色あせ」、「マンガ風」、「モノクロ」、「セピア」、「ネガポジ反転」と、実に多彩な効果を加えることが可能だ。

今回被写体に選んだのは水仙の花。その水仙の花を撮影するというシーンにおいても、エフェクトを活用することでアーティスティックな写真に仕上げることができた。

エフェクトを呼び出すには、左のメニューの下からふたつめのアイコンをタップ。ちなみに、写真はまったくエフェクトをかけていない"素"の状態

写真左は「コールドビンテージ」エフェクトをかけたもの。まるで早朝の凛とした空気感のなかで撮影したような雰囲気に仕上がる。一方写真右の「セピア」は、哀愁漂う世界観の表現に成功しているのでは、と自画自賛

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いかがだろうか? 本稿で紹介した通り、GALAXY S III αはCPUや内蔵メモリなどの基本スペックはもちろん、カメラ機能においても高性能だ。常日頃持ち歩く"スマートフォン"で本格的なカメラ機能を利用することができる。特に、「ベストフォト」や「ベストフェイス」のように、だれでも"撮りたい一瞬を逃すこと無く撮影できる"よう配慮された機能はユーザーにとっては大変うれしい。

今や、生活の一部に欠かせないものとなった携帯電話。GALAXY S III αでは、友人とのコミュニケーションでの通話やWebサービスの利用、様々なアプリの利活用以外に、"写真"という新たな楽しみを与えてくれる。是非、「カメラ」機能を使って、より充実したデジタルライフを送ってみてはいかがだろうか?

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