高性能Android端末の雄として依然その最高峰に君臨し続ける韓国Samsung Electronicsのスマートフォン「GALAXY S III α SC-03E(以降、GALAXY S III α)」。本稿では、GALAXY S III αのカメラ機能にフォーカスして、「新生活を豊かにする」活用法を紹介しよう。
まず、ここでGALAXY S III αのカメラ機能の詳細をおさらいしておこう。背面のメインカメラは約810万画素、前面のカメラは約190万画素で共にCMOSセンサーを用いる。また、最大20枚を連続撮影できる機能、オートフォーカス機能を有しており、こと連続撮影に関しては、撮影間隔約0.3秒のクイック撮影が可能で、動きのあるシーンでも撮りたい瞬間を逃さず、ストレスなく撮影することが可能だ。
ここまでのスペックを見ただけでも、高性能であることがお分かりいただけると思うが、さらにGALAXY S III αのカメラ機能で凄いのが各種の撮影モードだ。
スナップ撮影に最適な「通常撮影」、8枚を連続撮影して最高の1枚をチョイスできる「ベストフォト」、連写の画像の中からひとりひとりの最高の笑顔を選んで、全員がベストスマイルの1枚を合成できてしまうという「ベストフェイス」、被写体の顔を検出して画面をタップしてズームイン・ズームアウトがカンタンにできる「顔検出」、雄大な景色などで威力を発揮する「パノラマ」、Wi-Fi Directで写真を他のユーザーと手軽に共有できる「共有ショット」、露出オーバーとアンダーの写真を組み合わせる「HDR」など、さまざまな撮影モードが利用できる。
また、撮影した写真を手軽にプロ並みの加工を施すことが可能な「エフェクト」や、「設定」では露出補正やホワイトバランス、ISO感度なども自在に操ることができる。
何はともあれ、まずはカメラ機能を使い倒してみよう!
GALAXY S III αのカメラ機能の良さを知るためには使わないことにはわからない。ということで、実際に使い倒してみた。
まず、筆者がもっとも興味をそそられた「ベストフォト」機能から実際に使ってみた。あらかじめ断りを入れておくが、筆者は"撮り鉄"ではないので「構図が! 」「何故その車両! 」といった指摘はご勘弁を。さて、まずはカメラアプリを起動して「撮影モード」で「ベストフォト」をチョイス。
ホーム一番端で他の乗客の迷惑にならないよう、入線してくる電車を待つこと暫し……シャッターを切る瞬簡が来た! 被写体は速度を落としているものの、ある程度の速度で移動している電車。電車の動きにあわせ「今だ! 」という瞬簡にシャッターを切り、カメラをパンしながら追いかける。ある程度撮影に慣れていないと難しい撮影シチュエーションなのだが、GALAXY S III αなら高速連続シャッターで8枚のなかから最適な1枚を選ぶことができるので非常にカンタンだ。