まるでカードのような薄型ボディ
URoad-Aeroのフットプリントは約W106×D63.8mm。名刺サイズ(91×55mm)よりもひと回り大きい印象だ。厚さは約8.4mmとかなりスリムな上に、エッジに向かって徐々に薄くなる丸みを帯びたデザインの影響もあって、実際に手にすると驚くほど薄く感じる。モバイルルータを持っていると言うよりも、ちょっと大きめのカードを手にしているような感覚だ。
重量はバッテリ込みで約74gと軽量。ポケットに入れても気にならない軽さと、コンパクトなボディが魅力だ。本体の表面は光沢仕上げで、どちらかというと「かわいらしい」といった印象を受ける。女性にも好まれるデザインと携帯性ではないだろうか。
操作用のボタン類としては、本体前面に休止状態へ移行するための「Sleep」ボタンと、側面に電源ボタン、Wi-Fi接続用の「WPS」ボタンが用意されている。「Sleep」ボタン上部には電波状況やバッテリ残量を表わす4つのLEDを配置。液晶パネルは搭載されていないが、LEDの色や点灯状況によって状況を判別可能だ。
電源ボタンは側面にあってサイズも小さいが、片手でも操作しやすい(写真左)。待機時間が最大約1,000時間と長いので、電源をオンオフすることはあまり想定していないとのこと。また、4つのLEDによって本体の通信状況やバッテリ状況を確認できる(写真右) |
バッテリ駆動時間は連続通信時で最大約12時間、連続待受時で最大約20時間と非常に長持ち。休止状態時の連続待受時間は何と約1,000時間で、例えば41日間放置していたとしても、バッテリが残っている計算だ。これだけのスタミナであれば、バッテリ切れはまず心配ないだろう。
バッテリが交換可能な点もうれしい。メーカー直販サイトでは、URoad-Aero専用バッテリを直販価格3,500円(税込)で購入可能だ。長期間の利用でバッテリが劣化した場合や、バッテリ切れ時の交換用として用意しておくといいだろう。
インタフェースは、充電/通信兼用のmicro-USB端子、クレードル接続端子の2種類とシンプルだ。また、ストラップホールが用意されている点もポイント。ストラップを取り付けておけば、カバンから取り出しやすくなる上に、紛失/盗難防止にも役立つなど、さまざまなメリットがある。
オプションとして、専用クレードル「URoad-Aero Station」が用意されている。本体を置くだけで充電が可能なほか、有線LAN端子を接続することで無線LAN非対応の機器でもネットに接続できる(URoad-Aeroのルータ機能を利用)。有線でブロードバンドルータに接続すれば、URoad-Aeroを単純な無線アクセスポイントとしても利用可能だ。直販サイトでの販売価格は2,980円と手ごろなので、合わせてゲットしておきたい。
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