こちらは「バッテリーがもたない」(12.9%)という回答が圧倒的に多かった。

バッテリーの問題はiPhoneに限らずスマートフォン全体にいえること。しかし、興味深いこともある。これまでiPhone 4/5ユーザーを対象にした同様のアンケート結果を紹介してきたが、iPhone 4Sについてはこの「バッテリーのもち」を不満に挙げる人が圧倒的に多いのだ。

iPhone 4では、「処理速度が遅い所」「基本便利だけど、重いこと」「インターネットの速度が遅い」など「遅い」が不満点として挙がり、iPhone 5ではバッテリーを不満点としてあげる人が最も多かったが、それでもその割合はiPhone 4Sと比べると少ない。

これはなぜなのか。まず、iPhone 4/4S/5のバッテリーに関する仕様をみることにした。

iPhone 4 iPhone 4S iPhone 5
3G通話時間 最大7時間 最大8時間 最大8時間
連続待受時間 最大300時間 最大200時間 最大225時間
インターネット利用 3G最大6時間/Wi-Fi最大10時間 3G最大8時間 3G最大8時間/LTE最大8時間/Wi-Fi最大10時間
ビデオ再生 最大10時間 最大10時間 最大10時間
オーディオ再生 最大40時間 最大40時間 最大40時間

ここで注目したいのは、iPhone 4Sの連続待受時間だ。通話利用が減ってきている昨今において、バッテリのもちを体感できる重要な指標となるのは、この連続待受時間ではないかと思う。

そう考えると、iPhone 4Sはなぜか、3機種の中でもっとも低い数値となっている。このことが「バッテリーのもち」が不満にあがる理由になっていると考えられないだろうか。

調査時期:2013年2月1日~2012年2月11日 調査対象:マイナビニュース会員 調査数:224件 調査方法:インターネットログイン式アンケート