Ultrabookでゲーム、が現実のものに

Windows 8の標準ベンチマーク機能であるWindowsエクスペリエンスインデックスで性能を評価してみると、プロセッサが7.1、メモリが7.5、デスクトップグラフィックスが5.8、ゲーム用グラフィックスが6.6、HDD(SSD)が8.1と、Ultrabookとしては最上位クラスといって差し支えないスコアをたたき出した。

Ultrabookとしては最高クラスのエクスペリエンスインデックス

また、実際のゲームタイトルなどを利用したグラフィックスベンチマークでは、エクスペリエンスインデックスの値以上に良好な成績を出している。CPU内蔵グラフィックスでは一昔前のタイトルでも動作は難しいと考えられるレベルだったが、GeForce GT 640Mを搭載した今回のモデルなら、設定の調整次第で外出先でのゲームも不可能ではない水準だ。もちろん、ゲーマー向けPCではないので、腰を据えて長時間プレイするには厳しいかもしれないが、例えば、オンラインRPGで仲間と約束している時間に、どうしても自宅のマシンの前にはいられないというとき、本機を利用して外出先からアクセスするといった使い方なら十分実用的だ。

BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 56.4fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 1742
3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット
3Dmarks P6436
GPU SCORE 6649
CPU SCORE 5872
CINEBENCH R10 64bit
Single CPU 5200(2分50秒)
Multiple CPU 10245(1分26秒)

また、SSDへのアクセススピードも高速なので、Windowsや各種ソフトの起動、ファイル操作など、さまざま動作がキビキビとしており快適だ。さらにアクセス中の衝撃に弱いHDDがない、SSDのみのモデルなので、持ち運び時の安心感も高い。

CrystalDiskMarkでSSDのアクセス性能を測定した結果
本体サイズには十分な余裕があるのでキーボードは標準的な配列。タッチパッドはパームレスト一体型
本体手前側にSDメモリーカードスロットを搭載 ディスプレイ上部の100万画素Webカメラ

前述の通り「LuvBook L」シリーズの紹介は2回目となるが、今回のCore i7+GeForceモデルで改めてグラフィックスベンチマークソフトを走らせてみて、Ultrabookでこれだけの描画が可能なことに感嘆した。外付けグラフィックスチップの価値がわかるパワーユーザーには、存在感を示せる製品といえるだろう。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 LB-L460S
ディスプレイ 14.0型HDグレア液晶(1366×768)
CPU インテル Core i7-3517U
メモリ 8GB PC3-12800 DDR3 SO-DIMM
SSD Samsung 840 シリーズ 250GB
チップセット モバイル インテル HM77 Express
光学ドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GT 640M
OS Windows 8 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.0×1、USB 2.0×2
サイズ W344×D240×H21mm(折り畳み時)
重量 約1.83kg
バッテリー駆動時間 約5.5時間
価格 79,800円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2013/3/25(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

マウスコンピューター/G-Tune