―― 柄の発色や表現力が高くて驚きました。柄の再現に苦労はありましたか?
小石氏「とにかく、シュニール織の風合いをプリントで表現するのが難しかったです。色の濃淡や発色を変えて、織物のふわふわした感触が分かるまで仕上げました。この風合いによって、FEILERの柄だと一目で分かるんです」
畑中氏「花柄をシュニール織で見せることが重要だという点は、最初からご理解いただいておりましたので、むしろ、花びらを表現するピンクの濃淡だとか、ピンクは鮮やかに、白なら抑えて…という色と発色の調整が中心でした」
尾島氏「初期は『つぶつぶ感』の表現も弱かったので、違う素材のサンプルや印刷物を参考に研究していただいたんですよ」
―― オリジナルポーチの工夫点を教えてください。
尾島氏「今回のコラボモデル用にデザインしたので、ピッタリのサイズになった点と、コの字型ファスナーをつけて取り出しやすくした点です。内側にはSDメモリーカード用ポケットを付けて、さらにフタも付けて落ちない工夫をしています。
持ち手は外せるので、カメラをすぐに取り出せるようにバッグに引っかけたり、ストラップ型にして腕にかけたり、ポーチとして使ったりと、2WAYになるような形に作りました。クッション材が入っていますので、傷も付きにくくて安心です」
―― 実際の反応はいかがですか。
小石氏「e-casioのメールマガジンに掲載したとき、一気にご注文をいただいたことに驚きました。読者の中心は40代~60代の男性なので、奥さまや娘さんへの贈り物なんじゃないかと予想しています。FEILERというブランドを知らない層に伝えるという意味では、男性にアピールできたのは成功ですね」
―― どんなシーンで利用していただくとよさそうですか。
小石氏「写真は撮りたい時に、いかにカメラをサッと出して撮れるかが大事です。バッグインバッグではなく、外側につけたり単体でも持てるポーチデザインにすることは意識しました。普段はもちろん旅先で特に活躍すると思います。腕にポーチをかければ取り出す手間も減りますよね。しかも、ポーチの中からおそろい柄のカメラが出てくるなんて楽しいじゃないですか。コミュニケーションの糸口にもしていただけると思います」
尾島氏「もうすぐ春ですし、旅行やお友達とのランチなどに、このFEILERのリアローズ柄をあしらったポーチとカメラを持って行っていただいて、すてきな時間を過ごしてほしいです」
N1はカメラとしても実力バッチリ。そこにデザインのスパイスを振りかけた、華やかかつ上品さを持つカメラ&ポーチのセットは、春先に向けたお出かけをより一層彩ってくれるに違いない。ぜひ一度、Webサイトをチェックしてみてほしい。