いや、しかしこれは本当に描きやすい。仕事でちょっとしたイラストを描くのに使うのはもちろんですが、とりいそぎ、友人の子どもとかにプ●キュアとか描いてみせてきゃーきゃー言われたい!線画の状態で渡しておけば、熱心に塗り絵にして色をつけてくれそうです。そう、そんな感じで、この製品は「ちょっと絵を描くのが好き」というような人に、生涯の趣味を支えるモノとして、ぜひ使ってみてほしい一品なのです。
まったくの初心者は、はじめに落書きからスタート。もちろん、本格的に使い込めるようになれば楽しみも倍増。難しそう?ハードル高そう?いえいえ。レイヤーの概念さえほんのちょっと理解すれば初心者でもすぐに使いこなせるし、すごく直感的につかえるので、子どもの情操教育の一環として(という口実で)小さいうちからこの製品を与えておくと、将来いろんな才能が開花しそうな予感すらします。
また、本体重量は1.2kg。13インチのMacBook Airより軽いので持ち運びも苦にならず、ソファで膝の上に載せてお絵描き、という使い方もできます。ちなみに、替え芯は標準タイプを中心に9本もついてきて、芯抜きを収納できる持ち運び用ペンケースもセットになっています。ペンの先に付けるリングは4色から好きな色が選べて、そのおしゃれ心が心憎い。この製品の発売は4月中旬(予定)。ワコムの公式Webショップ「ワコムストア」価格は9万9,800円だそうなので、家電量販店やAmazon.co.jpなんかだともう少し安く買えるかも。
「Cintiq 13HD」は趣味でちょっとでも絵を描いたことのある人にはオススメのアイテムなので、一般向けのタッチアンドトライイベントで、何はともあれ一度触ってみてほしいところ。今ならこの製品が抽選で当たるキャンペーンもやっているので、運を天に任せてみてもいいかもしれません。
くすきはいね
コトバ&グラフィックデザイナー。
広告デザインやロゴ、カフェのプロデュースなど、多方面にわたる「デザイン」を手掛ける
文・絵:くすきはいね