同様の製品はソニーもすでに発表しているが、サムスンもこれに対応した形だ。コンテンツの保存には、NFCを使ってワンタッチで行えるという。1つのホームサーバーで8人のユーザーまで利用でき、サムスンでは「パーソナルクラウド端末」と紹介していた。
GALAXYシリーズには音声コントロール機能「S Voice」が搭載されてきたが、これを車の運転で利用できるようにしたのが「S Voice Drive」で、運転中も安全に使えるように設計されている。たとえば運転中に着信があった場合、電話帳に登録されていれば発信者の名前を読み上げてくれ、音声で着信に応答できる。
「Samsung Smart Switch」は、どのOSのどのスマートフォンを使っていても、GALAXY S 4に「シンプルに、簡単に、素早く」移行できるツールだ。Smart SwitchプログラムをPCにダウンロードし、別のスマートフォンからデータなどを取り込み、GALAXY S 4に移行できる。
「Samsung Hub」は、雑誌のようなUIでサムスンのコンテンツを閲覧できる機能。「Samsung Knox」は、企業ユーザーを想定しており、端末をパーソナルスペースとワークスペースを分離し、ワークスペースには強固なセキュリティ機能を適用する。パーソナルスペースのアプリはワークスペースのデータにはアクセスできないなど、各種のセキュリティソリューションが提供されるという。
「Group Play」は、同じLAN内のスマートフォン、スピーカー、テレビなどとワイヤレスで接続し、GALAXY S 4内の音楽や画像などを共有する機能。1つのGALAXY S 4で音楽を流して、それを、その場にいる人の端末で同時に流す、といったことができる。
コミニュケーションアプリ「ChatOn」の新機能「Dual Video Call」は、1対1のビデオチャットに加え、複数でのビデオチャットが可能になる。
「Air Gesture」は、画面の前で手を振って画像送りができる、といったジェスチャー機能。メールやブラウザで手を上下に振るとスクロールもできるほか、「Air Call-Accept」として、着信時に画面の前で手を振ると着信することもできる。
このジェスチャー機能では、「Smart Scroll」「Smart Pause」の機能が搭載された。Smart Pauseは、画面を見ている人の視線を検知し、例えば動画再生中に目を離すと自動で一時停止する。Smart Scrollは、画面を見ている間に本体を傾けると、ブラウザなどでスクロールができる。
「S Health」は、「S band」や体重計などのセンサーと連携し、体重や血圧、歩数などを管理してくれる。
こうした、たくさんの新しい機能を備えたGALAXY S 4だが、ハードウェアスペックの話しはわずかで、ほとんどをGALAXY S 4を使うことで「何ができるか」をアピールしていた。操作性を改善する機能、より利便性を向上させる機能、サービスやほかのデバイスとの連携といった、GALAXY S 4の世界観を広げる取り組みが行われている。
GALAXY S 4は、「ハイスペックなスマートフォン」ではなく、Samsungのサービスやその他の連携機能との組み合わせも含め、Samsungの世界観を体感するための1つの端末としての位置づけがさらに強化された、と言えるだろう。
報道関係者などに向けたRADIO CITYでの発表イベントとは別に、タイムズスクエアでは一般ユーザー向けにタッチトライイベントが開催。RADIO CITYと同時の19時に開始し、22時30分まで続けられたそうだ。現地の説明員によれば、1,000人以上の人が訪れたそうだ |
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