韓国Samsung Electronicsは、Android搭載スマートフォン「GALAXY S 4」を発表した。ハードウェアスペックの向上だけでなく、さまざまなソフトウェア屋サービスを組み合わせ、「Life companion (生活のお供)」を目指した製品だ。
米国ニューヨークで開催された発表イベント「Unpacked 2013」では、Samsung Telecommunications AmericaのRyan Bidan氏がGALAXY S 4について解説するとともに、大がかりなセットや役者を使って、シーンに応じたGALAXY S 4の性能をアピールしていた。
GALAXY S 4は、前モデルのGALAXY SIIIと比べ、「よりスリムに、しかもより強く」なったという。本体サイズは高さ136.6mm、幅70.6mmだったものが、高さは136.6mmとそのままだが、横幅は69.8mmとわずかに小さくなった。厚さは、8.6mmから7.9mmへと薄型化している。重さは132gから130gになっており、やや軽くなっている。
それにもかかわらず、ディスプレイは大型化。5(4.99)インチのFULL HD SUPER AMOLEDディスプレイを採用。解像度は441ppiという大型・高解像度化を実現した。その分、さらに狭額縁化が進められており、横幅一杯までがディスプレイとなっている。なおディスプレイにはCorningのGorilla Glass 3が搭載されている。
ボディカラーは、背面に処理を施したBlack MistとWhite Frostの2色。素材はポリカーボネート製だ。ロック画面でタッチしたときの反応や通知バーの半透明化などのUIの変更も行われているようだ。
通信機能については、LTEはカテゴリー3に対応し、下り100Mbps・上り50Mbpsまでの速度に対応。無線LANはIEEE802.11a/b/g/nに加え、新規格の802.11acもサポート。無線LANでは80MHz幅を使って高速化するHT80に対応する。Bluetooth 4.0、MHL2.0という新しい規格もサポートするほか、テレビなどのリモコンとして使えるように赤外線LEDにも対応した。なお、FDDとTDのLTEに両対応する端末は今年中に出るそうだ。
カメラは1,300万画素センサーを搭載。インカメラは200万画素。メモリは、RAMが2GB、ROMは16/32/64GBモデルが用意され、microSDは64GBまで対応する。内蔵センサー類は加速度、デジタルコンパス、近接、ジャイロ、気圧に加え、新たに温度と湿度、IRジェスチャーというセンサーも搭載。バッテリ容量も2,600mAhと大型化している。バッテリ交換も従来通り可能だ。
さて、こうした基本スペックをざっと説明したあと、RADIO CITYにちなんで、ミュージカルがスタートした。オーケストラの音楽と大々的なセットを組んで、GALAXY S 4の機能をアピールするという仕掛けだ。