それ以外では、「電話をかけたい相手がLINEを使っているかわからないから」(23.2%)、「他の無料アプリを使っているから」(14.3%)と続いた。
筆者は、「相手が電話に出てくれないことが多いから」がダントツトップに来ると思っていたので、この結果はかなり意外だった。
少なくともアプリがバックグラウンドで起動した状態でないと、相手に電話をかけてもLINEの無料通話はつながらないようになっている。つながらないから使わなくなったと想像していたのだ。筆者の場合、つながらないのは、LINEで電話をかけた相手に単に嫌われていただけなのかもしれない。しかし、よく考えれば、こまめにメモリ開放をしている人が一体どれだけいるかということなのだ。そりゃ、いないよな、と。う~ん、ショックである。
それでは、使ったことがない人はなぜ使ったことがないのだろうか。4人に1人は一度も使ったことがないとのことで、これは見過ごせない数値だ。
回答を求めたところ、最も多かったのが「使い方がよくわからないから」(39.8%)という答え。次いで多かったのが「携帯電話キャリアが提供する電話のほうが使い慣れているから」(30.5%)というものだった。
「使い方がよくわからないから」という回答が多かったのは、ちょっと腑に落ちない。会話したい人のアカウントを選択して、無料通話ボタンを押せばいいだけなのだから。
勝手に解釈すれば、世の中、覚えることも多いし、ほんの数ステップでも覚えるのが面倒! そんな気持ちが含まれているような気がする。
ちなみに、「キャリアの電話のほうが使い慣れているから」を回答した人もその類かもしれない。確かに、慣れているほうがスムーズにいくからいいというのは共感できるところだろう。しかし、LINEは無料、キャリアの電話は有料、サービスの本質は同じなのに、無料のサービスを使わないというのは、ある意味うらやましかったりするのだ。
調査時期:2013年1月30日~2012年2月1日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:500件
調査方法:インターネットログイン式アンケート