非常時のバッテリー対策を忘れずに

ヘビーなユーザーの方々は日頃からバッテリー切れと戦っていることと思うが、災害時の充電確保はそれ以上に難しい。予備バッテリーなどの自衛策を考えておきたい。

  • 予備バッテリーのポイント

日常的に予備バッテリーを持ち歩くのは、いつ起きるか分からない災害への備えとしても有効だ。非常用としてソーラーチャージャーを用意している人もいるかもしれないが、充電時間が意外に長い上、日光の当たる場所に長時間置いておかなくてはならない。

自宅ならよくても避難所等では置き場所に困る事もあるだろうし、台風や豪雪災害の時には活用できない。運用を考えると乾電池でリチャージできるものが望ましい。

また、iPhoneは汎用のUSBや従来の携帯電話向けコネクタでは接続できない。非常用にバッテリーを用意している方は、ケーブルの確認も忘れずに。

  • 繋がらない時は電波を切る

携帯電話は電波状況が悪いことを感知すると、自動的に電波をサーチする。地下鉄やエレベーターで電波が途切れても、外に出ると自動的に接続が回復するのはこのためだ。

しかし、基地局の損壊や停電などで圏外の状態が続く場合は無駄にサーチしてバッテリーを消耗してしまうことになるので、長期化しそうな場合は電源をオフにしておこう。カメラやメモなど、通話・通信以外の機能を使う時には「フライトモード」で電波の送受信を行わない状態にしておくと節約できる。

フライトモード。Wi-Fiやモバイルデータ通信がオフになっている

  • その他の節電テクも有効

スマートフォンの節電対策として知られているのが画面の明るさの設定やバックグラウンドで動作しているアプリを終了する方法。ただ、最も効果的なのは使う機会を必要最低限にすることだ。

見える範囲でできるだけ暗くし、「明るさの自動調整」をオフに