機能面での注目のひとつは「マルチレコーディング」に対応していること。これは、2011年発売の「SZ-30MR」や、2012年発売の「SH-25MR」「SZ-31MR」などから継承したもので、2つの映像を同時に記録する機能だ。具体的には、アドバンスムービーモードの中にある「フォト・イン・ムービー」を選ぶと、フルHD動画の撮影中にシャッターボタンを押すことでフル画素(1,600万画素)の静止画を合わせて記録できる。また、モードダイヤルから「回想フォト」を選んだ際には、静止画撮影と同時に、シャッターボタンを押した前後3~7秒間の動画を自動保存できる。
「回想フォト」の設定画面では、同時記録する動画の秒数を選べる |
「回想フォト」で撮影した静止画(オリジナル画像を見る) |
さらにアドバンスムービーモードでは、毎秒60コマの滑らかさで動画記録する「60iムービー」や、最高240fpsのスローモーション映像が楽しめる「ハイスピードムービー」も選べる。
静止画や動画にエフェクトを加えて撮る「マジックフィルター」機能は全11モードに対応。そのほか、カメラを動かすだけで撮影可能なパノラマモードや、フラッシュ撮影にも対応した手持ち夜景モード、人物の肌や目、口などを整えて記録するビューティモード、猫や犬の顔を検出するペットモードなど、デジタルならではの工夫を凝らした付加機能を満載する。
マジックフィルターの設定メニュー |
マジックフィルター「ウエディング」で撮影(オリジナル画像を見る) |
マジックフィルター「ピンホール」で撮影(オリジナル画像を見る) |
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