購入後は一旦ホテルに戻り、さっそく開封。プリペイドSIMにはPIN番号が設定されているので、Y201 Proの電源投入後はSIMカードの台紙に書かれたPINの4桁を入力。あとはAndroidスマートフォンの初期設定画面となるので、言語をスペイン語以外に変更して勧めていけばよい。うれしいことに日本語ロケールも標準搭載なので日本語端末として使うことも出来る。

ここで改めてHuawei Ascend Y201 Proのスペックを紹介しよう。Huaweiのスマホのラインナップの中では下位に位置する「Yシリーズ」に属する製品だが、2012年下半期発売の製品とあってOSはAndroid 4.0を搭載している。CPUは800MHz、ディスプレイは3.5インチ480x320ピクセルだがかなりサクサク動く。カメラも3.15メガピクセルだが旅先のスナップ写真を撮影するのには十分なレベルだ。通信速度は最大でHSDPA7.2Mbpsに対応する。

パッケージ内にはY201 Proのメーカー版パッケージとプリペイドSIMが入っている

SIMをセット。SIM台紙のPIN番号を削って見えるようにしておく

電源を入れた後はPIN番号を入力する

日本語ロケール対応はうれしいところだ

リスボン市内はどこでも携帯電話の電波が入り、地下鉄の中でも不自由なく利用することができる。但し建物の奥などでは2Gに通信速度が落ちることもあった。とはいえ「1カ月間定額」でどこでもつかえる安心感はなんといっても心地よく、市内観光中も料金を気にせずスマホを使いまくることができた。

またMocheのプリペイドSIMはテザリングにも対応していた。そのためノートパソコンや日本などから持ち込んだ普段自分が使っているスマホをつなぎ、ネット接続することができるのも便利だ。今回は1万円をわずかに予算オーバーしてしまったが、各メーカーのスマートフォンの低価格化も進んでいることから、今後は1万円弱の製品も買えるようになるだろう。またいつかポルトガルを再訪問して再び1万円スマホ購入にチャレンジしたいものだ。

地下鉄の中でも利用可能。次の訪問先をGoogleマップでチェック

ポルトガルといえばエッグタルト。1個100円以下で手軽に食べられる

今回のまとめ

Huawei Asend Y201 Pro : EUR89.90
通信費 : 無料 (端末代にデータ定額+EUR2.5込み)
合計:EUR 89.90 (約1万1060円)

(記事提供: AndroWire編集部)