ある日、担当編集のOさんからこんなメールがきた。
……簡単に要約すると、「意中の相手とLINEでやり取りをしているが、トークで送ったメッセージで"既読"状態にならないのでブロックされたのではないか不安になっている」
という内容だ。
ここで「ふられたんじゃない?」とあっさり言い放つのは簡単だし、その方が面白いかなとかついつい思ってしまったのだが、そのせいでOさんが落ち込んでしまい、仕事の発注が減る――もとい、仕事をする意欲をなくしてしまうのは大変困る。
ここはひとつ、「LINEで"既読"にならない場合にどんなことが考えられるのか」について調べてみようではないか。
と、その前に"既読"状態について簡単に説明しておこう。
無料チャットアプリであるLINEは、1対1、または複数で「トーク」と呼ばれるチャットをやり取りすることができ、こちらが送ったメッセージを相手がLINEを開いて読むと"既読"というマークがつく。逆にいえば、"既読"がつかないということは、相手がまだこちらのメッセージを開いてないということでもあるのだ。
ではどういった場合に"既読"にならないのか。
単純に考えれば次の2パターンしかない。
A.届いているが無視している
B.ブロックされていてそもそも届いていない
Aも大概悲しいが、Oさんにとって絶望的なのはBのパターンだ。相手がLINEをやめているわけではない(他の人とやりとしている雰囲気はある)のに既読にならない場合は、残念ながらブロックされている可能性がある。
しかし、希望を捨ててはいけない。もう一つ検討すべき可能性があるではないか。
C.読んではいるが既読にならない
そんなことあるの? と言いたくなるが、そんなことがあるのだ。