Windows 8を使いやすくする細かなギミック

まずはディスプレイからハード面をチェックしていこう。視野角が広く、どの角度から見ても色の変化が少ないIPS液晶は文句無しに美しい。表面仕上げがグレア(光沢)仕様なのは、映り込みの起こりやすい環境では好みが分かれるかもしれないが、映像を見るには最適。気持ちのいい鮮やかさだ。

インタフェースとしては、右側面にスロットイン式のBDドライブ、USB2.0×1、輝度調整ボタンを備える。左側面にはHDMI入力、USB3.0×2、メモリカードスロット、サウンド入出力、音量調整ボタン、映像入力切り換えボタン、B-CASカードスロットなどを配置。USB3.0のうち1ポートは、電源オフ時でもUSB機器の充電が行える「パワーオフUSB充電機能」に対応する。便利なのはHDMI入力で家庭用ゲーム機や家電のレコーダーなどを接続して映像を表示できる。

右側面にはBDドライブ、輝度調整、USB2.0など

左側面にはHDMI入力、USB3.0×2、メモリカードスロットなど

ワイヤレス機能はIEEE208.11a/b/g/nの無線LANに加え、インテル ワイヤレス・ディスプレイにも対応。別売りのワイヤレス・ディスプレイ対応アダプタを用意すれば、離れた場所にあるテレビにも映像を出力できる。

背面には有線LANやUSB2.0×4などがある

YAMAHA製スピーカーは小型ながら低音も聴かせる

ディスプレイの上部には720p対応Webカメラ

Windows 8を便利に使うための機能がいろいろと用意されているのも見どころだ。前モデルから引き続きという形ではあるが、ユニークなのがTV機能用のリモコンの裏面にタッチパッド機能が搭載されていること。カーソル操作やマウスの左右クリック動作を行えるほか、Windows 8のスタート画面を呼び出すボタンも用意されている。

さらに、付属するマウスのスクロールボタンには、左に傾けるとチャーム、右に傾けると最近使用したアプリの一覧を表示する機能が割り当てられており、Windows 8をスムーズに使える。

表は普通のリモコンだが、裏がタッチパッド。Windows 8の操作を行える

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