NTTドコモから2013年春モデルとして発表された「Xperia Z SO-02E」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)の販売が2月9日より開始となる。同端末はディスプレイ、カメラ、ミュージックアプリなどソニーが培った技術の粋が集められている今シーズン一番の注目モデルだ。
なお、レビューに用いた端末は開発機のため、最終仕様とは異なる場合がある。あらかじめご了承いただきたい。
ディスプレイとカメラに注目
Xperia Zで特徴的なのは、光沢のあるガラス素材を採用した背面のデザイン。ソニー製品のデザインの美しさは昔から定評があるが、このXperia Zも思わず惚れぼれとする仕上がりだ。
約5インチ(1080×1920ピクセル)のフルHDディスプレイには、色彩の鮮やかさを引き出すモバイルブラビアエンジン2を搭載する。センサー層とカバーガラスを一体化した新技術によりタッチの精度が増し、さらに屋外での見やすさも向上している。実際に眩しいくらいの外光下で動画を再生させてみたが、鮮明な映像を視聴できた。
背面には、有効画素数約1310万画素の裏面照射型CMOSカメラを搭載。ソニー製の一眼レフカメラに使われている「ノイズリダクション」機能を搭載しており、暗い場所でも少ないノイズで写真が撮れる。撮影モードには、おまかせプレミアムオート、連写、ピクチャーエフェクト、スイングパノラマ、シーンセレクションなどを用意。動画撮影はHDRモードにも対応した。これにより、明暗の差が激しい悪条件下でも綺麗な動画が撮影できる。また、有効画素数約220万画素のフロントカメラも動画撮影に対応した。
プレミアムおまかせオートで撮影してみた (実画像はこちら) |
こちらはピクチャーエフェクトの「ミニチュア」で撮影 (実画像はこちら) |
こちらはスイングパノラマモード (実画像はこちら) |
このほか、主な仕様としては、CPUが1.5GHzクアッドコア「APQ8064」、内蔵メモリがRAM/2GB、ROM/16GB。OSはAndroid 4.1を採用。機能面ではおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、NFC、テザリング機能が利用可能。通信面では下り最大100Mbpsの高速通信Xiに対応する。