ディスプレイの下からキーボードが出てくるSurf Sliderデザイン
まずは同社が「スライダーハイブリッドPC」と名付けた、VAIO Duo 11の基本的な外観をあらためてチェックしておこう。
標準状態では平たい板のような、いわゆるタブレットスタイルだ。何も知らなければインタフェースが比較的充実したWindows 8搭載タブレットだと思うかもしれない。しかし、このディスプレイの縁に手を掛けると、すっとディスプレイが持ちあがってノートPCスタイルに変化する。
サイドの縁には比較的余裕があり、サイドに指をかけて持ち上げることも、手前側を軽く持ち上げてスライドさせることもできる。最もスムーズだと思えるのはWindowsキーがついている部分を自分側になるようにおいて、逆側の縁を上に引っ張り上げるようにする方法だ。するっとディスプレイが起き上がり、下からキーボードが現れる。
本体サイズはW319.9×D199×H17.85mm。重量は約1.305kgだ。片手で十分持てるボリューム感で、タブレットスタイルならば左手で保持しながら右手で操作する、という使い方もそれほどムリがない。本体部分の作りはしっかりとしており、きゃしゃな感じは受けない。
スライド機構部分はかっちりというよりも多少ゆるみがある。無理に力をかければどこかのパーツを折ってしまいそうな感触もあったが、普通に使っている分には問題ないといっていいだろう。
本体カラーは、店頭販売モデルはブラックのみ。2013年春モデルからはVAIOオーナーメードモデルおよび法人向けカスタマイズモデルの限定カラーとして、新たにシルバーが登場した。
シルバーカラーとなるのはキーボードベゼルや本体サイド部分のみで、ディスプレイを起こした時の背面は本体底面などはブラックのままだが、なかなか引き締まった印象を受ける。