業界標準となりつつある"WordPress"との連携でBiNDがなくても更新可能

マイナビニュースの読者であればWordPressという名称をご存知の方も多いはず。世界で一番の利用者数を誇るとも言われるCMS(コンテンツマネジメントシステム)と連携を図った「BiND for WordPress」も革新的な機能のひとつと言えよう。「BiND6」との連携によって、「BiND6」がインストールされていないPC やスマートフォン、タブレット端末から場所を選ばずコンテンツ更新が行えるほか、WordPressを使いこなすのに本来必要なPHPやMySQLといった専門性の高い技術も気にすることなく利用できる優れもの。この「BiND for WordPress」については、後日集中的にレビューを行う予定なので期待して欲しい。

世界で最も利用されているCMSのひとつと言われるWordPressとの連携で、「BiND」でのWebサイト制作の幅はもちろん、サイト更新のスケールメリットも得られる

テンプレートの豊富さはもちろん、これからを見据えた「スマホ用テンプレート」も!

従来の「BiND」シリーズで好評を博していたのが、デザイン性の高いテンプレートが数多く収録されていたことだろう。初心者が必ずと言って良いほど挫折するポイントのひとつとして、自分の理想とするデザインを実際に作り込めないジレンマ。そのジレンマを解消しつつ、用意されたテンプレートから理想に近いものを選択してカスタマイズしていくという「BiND」シリーズの良さはそのままに、今回新たに「スマートモード」に対応した新たなテンプレートが加わり、計176種類に増えた。また、それらテンプレートの一部は、数々の受賞歴を誇るトップクリエイター杉江宏憲氏らが制作したというから、そのクオリティは疑う余地はないだろう。

それに加え、昨今インターネットへのアクセスがぐんぐん上昇しているスマートフォンへの対応も抜かりない。iPhone、Androidに最適化されたスマートフォン用のテンプレートも搭載されているのだ。

テンプレートギャラリーを眺めているだけでも、制作者のクリエイティビティを刺激してくれる。サイト名の後ろにあるS、M、L、XLはサイトのスケールを表している

こちらはスマートフォン用のテンプレートでプレビューしてみたところ。これからの時代、やっぱりスマホへの対応は必須、ということなのかもね!

デザインへのこだわりをとことん追求したい! そんな時に便利な「CSS詳細設定」機能搭載

制作しているWebサイトの細部にまでこだわりたい。自分を表現する自分のWeb サイトだからこそ湧き上がる想い。その想いに応えるのが「CSS詳細設定」機能だ。従来のBiNDでは、テンプレート任せだった細部の微調整がピクセル単位でできるようになったのが大きい。「この余白を2ピクセル左へ」「最も引き立たせたいところだから、字間を空けてシャドウも付けたい」などといったこだわりを具現化するツールとして、より洗練され搭載されている。

CSS詳細設定で細部まで神経を張り巡らせ思い通りのデザインを作り込むことも可能

よりダイナミックな表現を可能にする「LiVE連携」

印象的なビジュアルや動きで魅了するjQueryベースのWebサイトを手軽に作成することが可能な同社製品「LiVE for WebLiFE*」と「BiND6」をシームレスに連携させる「LiVEConnect」も搭載された。Web サイト全体の構成を行える「BiND6」と、様々な演出効果で来訪者の心をグッと掴んで離さない「LiVE」の“いいとこどり”が、時間も手間も、そして、特殊な知識を必要とすることなく行うことが可能なのだ。

実際に連携機能を活用して「LiVE」で作成したWebページを「BiND」で作成しているサイトに組み込んでみた。

同じPC内に両ソフトがインストールされていれば、BiNDサイトの中に、LiVEサイトを自動で読み込んで貼り付けることが可能。

次回以降、「BiND6」の真髄に迫る!

今回は、駆け足的ではあるが「BiND6」に搭載された機能のなかでも特筆すべきポイントに絞って紹介してきた。次回以降は、「BiND for WordPress」など注目の機能にスポットを当てて突っ込んだレビューを行っていくので期待していて欲しい。