「マイクロソフトって好き?」 - 当日アンケートの結果とは
アンケートではこの他に、「マイクロソフトのことが好き?」といった質問や、「利用しているOSは?」といった質問も行った。
その結果、「マイクロソフトが大好き」という人が25%、「好き」が53%、「普通」が20%と、マイクロソフトに対して好印象の人が多いという結果となった。これはマイクロソフトブースに来た人、しかもマイクロソフトキャラクターのコスプレイヤーからアンケートを受けている場合の回答であることを差し引いて考える必要があるだろうが、マイクロソフトのキャラクターが、企業イメージにもプラスに働いているといえそうだ。
利用しているOSについても、Windowsが91%と、仕事的にはWindows利用者が圧倒的に多いことを示す結果となった。「Windows 8」を使っているかについては、直接質問はしていないがアンケートに利用した「Windows 8」のタブレットへの評価はすごく良いが22%、普通と良い合わせて49%となった。
「『Windows 8』への印象はその場の勢いで、"良い!" と答えた人もいると思いますが、タッチデバイスをまだ使ったことがない人も多い現状ではでは、"触ってみると悪くない!" という感想が多いという感触を得ました。タッチデバイスをもっと触ってもらう場を増やす必要があるのかもしれません」(砂金氏)。
ちなみに日本マイクロソフトブースでは、70型のビッグパッドにLive2Dで触ると反応するクラウディア窓辺を表示したところ、これを触ってクラウディア窓辺に色々な反応をさせて楽しむ人が多かった。
「これを見て、これを使ったアプリケーションを海外展開したいといった問い合わせも入りました。デベロッパー支援という、私と戸倉の本来の担当業務にもプラスとなる成果がありました」と砂金氏は話す。
「コンシューマユーザーからの支持が一番うれしい」 - 砂金氏
今回の出展の成果を砂金氏に総括してもらうと、「何よりもうれしかったのは、個人のマイクロソフトユーザーが喜んでくれたことです」という。
ここ数年、日本マイクロソフトとしては企業ユーザーの信頼性が高いシステムを提供するという観点から、「マイクロソフト=堅いイメージ」を前面に押し出してきた。その結果、個人ユーザーにとってはいささかとっつきにくい印象があったのかもしれない。
「当社がコミケに出展するというだけでメディア露出も多かったです。ただ、今回はゲリラ的出展だったために、開発者向け支援を行う我々が主導しましたが、今後も出展することがあるとすれば、もっと社内の関係がありそうな部署を巻き込んでいく必要ががあるでしょう」(砂金氏)。
マイクロソフトはワールドワイドでコンシューマ市場強化を掲げているため、コンシューマユーザーからの支持を得ることは重要な課題なのである。それだけに、出展者と一般参加者が近い目線で関わりあえる「コミックマーケット」というイベントに日本マイクロソフトが参戦したことには大きな意味があり、その上でコンシューマに対する印象を変えることができれば、今後大きなプラスとなっていくだろう。