ここで撮影時の小技を一つ。パノラマ撮影の際、iPhoneを動かす方向だが、標準では左から右の「→」となっているが、撮る前に矢印をタップすると逆向きの「←」に切り替わり右から左に撮ることができる。iPhoneを動かしやすいほうで撮ってみるといいだろう。

パノラマと言われると、横向きにワイドな写真を思い浮かべるかもしれないが、iOS 6のパノラマは、縦向きに長い写真も撮影できる。例えば、近づきすぎるとカメラに納まりきらない東京スカイツリーのようなものでもどーんと撮影可能。撮影方向の変更ももちろんできる。

庭に生えている木を根元から枝、さらには空まで入れた写真。通常撮影では全体を1枚の写真に収めるのはむずかしいが、パノラマなら余裕で撮れる

パノラマ撮影をしていると気がつくのが、黒くかけてしまっている箇所が出てくること。これはiPhoneをまっすぐ横あるいは縦に動かすのを失敗して撮影できなかった部分だ。撮影のとき、画面中央の矢印がまっすぐ動かせているか、ガイドしているのでここに注意しながら撮るのがコツ。

仕上がったパノラマ写真の端に黒い部分が出てしまっている

矢印が真ん中の線から外れないように撮影しよう。iPhoneを動かす速度が速すぎるのもアラートが出るので注意

パノラマ撮影は、いろいろな場面で活用できそうだ。例えば、家を借りたりするときの内覧で写真を撮っておこうとしても、狭いところで全体を移すのが難しい場合がある。そんなときはパノラマ撮影で撮っておけば記録でき、いろいろ捗るはずだ。そのほかにもアイデア次第でいろいろ面白い写真も撮れるのでぜひ試してみてほしい。

開けた場所の風景もいいが、狭い空間で足下から天井までの収めて、ちょっと面白い写真が撮れるのはパノラマならではの楽しみ