従来のモバイルノートにはない性能と拡張性

Windowsエクスペリエンスインデックスで測定したパフォーマンスの値は、CPUとメモリが7.7、グラフィックスがデスクトップ/3Dとも6.5、ストレージは8.1と、通常モバイルノートでは考えられないほどの高いパフォーマンスを誇っている。グラフィックスはCPU内蔵機能のインテル HD グラフィックス 4000を使用しており、11.6型というディスプレイサイズも含め、ゲームユーザー向きの製品ではないが、設定を選べばBIOHAZARD 5程度なら一応の動作は可能な模様。また、CINEBENCHではシングルコア動作時に比べ、マルチコア動作時のスコアが約3.6倍となっており、4コアの威力が十分発揮されていることが確認できた。

モバイルノートとしては非常に高いスコアが並ぶ、Windowsエクスペリエンスインデックス
BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 37.1fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 1459
3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット
3Dmarks P3894
GPU SCORE 3069
CPU SCORE 20150
CINEBENCH R10 64bit
Single CPU 5541(2分39秒)
Multiple CPU 20011(0分44秒)

小型ではあるが、拡張性は13型の薄型モバイルノートよりも、むしろ充実しており、USBは2.0×2ポート、3.0×1ポートの計3ポートを備えているほか、ディスプレイ出力もアナログRGBとHDMIの両方をアダプター等なしで直接利用できる。無線LANはIEEE802.11b/g/n対応で、最近では省略されることも少なくない有線LANポートも本体に装備。そのほか、ヘッドフォン出力とマイク入力、100万画素Webカメラ(レッドでは130万画素)、Bluetooth(4.0+LE)通信機能を搭載しているほか、SD/メモリースティック対応のカードリーダーも備えるなど、外出先でもほとんど内蔵機能だけで用を足すことができるだろう。

左側面には3基のUSBポートとカードリーダーを装備 右側面にはヘッドフォン、マイク、HDMI、アナログRGB、LANの各端子が並ぶ
タッチパッドはオーソドックスなボタン分離型

ノートPCは持ち運びやすいのに越したことはないが、必ずしも可搬性が最優先項目ではなく、それよりもパワーを求めたいというユーザーもいることだろう。「LuvBook S」シリーズは、性能の高さと選択肢の幅広さをこのサイズで実現したという点で、現在のモバイルノート市場では貴重な存在ということができる。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 LB-S222X-SSD
ディスプレイ 11.6型HDグレア液晶(1366×768)
CPU インテル Core i7-3632QM
メモリ 8GB PC3-12800 DDR3 SO-DIMM
SSD Samsung 840シリーズ 250GB Serial ATAIII
チップセット モバイル インテル HM77 Express
光学ドライブ
グラフィックス インテル HD グラフィックス 4000
OS Windows 8 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.0×1、USB 2.0×2
サイズ W288×D195×H36mm(折り畳み時)
重量 約1.48kg
バッテリー駆動時間 約6.4時間
価格 79,800円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2013/1/22(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

マウスコンピューター/G-Tune