comm最大の特徴「友だち検索」

commの最大の特徴ともいえるのが友だち検索の仕様である。これがリリース当初騒がれた点でもあるのだが、一言でいうとFacebookと同じように名前での検索ができるのだ。LINEはID検索しかできないので、両者はこの点で大きく異なっているといえる。

検索すると検索候補がずらり

たとえば「田中◯◯」と入力すると、検索候補にcommユーザーの田中◯◯さん、もしくはそれに似た名前のユーザーがずらっと表示されるわけだ。

ここで表示されたユーザーにはトークや無料通話でコンタクトをとることができる他、友だちリストに追加することができる。

設定を見なおそう

以上の点を踏まえた上で、プライバシー管理の設定を見直したい。

左上にある「MENU」をタップするか、画面を右にスワイプすると、画面左からメニューが出てくる。「設定」から「プライバシー管理」をタップしよう。ここで様々な設定を行うことができるので、自分に合わせて変更してほしい。

設定変更等はメニューから

プライバシー管理はたくさんの項目があり、きめ細かい設定が可能

とりあえず知らない人からの連絡を受けたくないという場合は「友だち検索」をオフにしておこう。これで自分の名前が検索対象になることはなくなる。

ただし、まったく知らない人からのナンパは嫌だが、昔の知り合いとは再会したいという場合もあるだろう。

その場合は「友だち検索」をオンにした上で、「友だちのみトーク許可」「友だちのみ着信」をオンに、さらに「送信者情報のみ表示」「発信者情報のみ表示」をオンに設定するのだ。

こうすると"友だち以外からのトークや無料通話は受信しないが、送ってきた相手の情報だけは「友だちかも」に表示される"状態となるので、知り合いがコンタクトをとってきた際にこちらから連絡を返すかどうか選ぶことができる。

ブロックするとどうなるのか

話したくない相手や、知らない人からナンパされたりした場合は、サクッとブロックしよう。ブロックしたことは相手には伝わらないし、通話やトークも届かなくなる。ただし、一度ブロックした相手を解除すると、LINE同様にブロックしていた間のトークが既読にならないので、ブロックしていたということがバレる恐れはある。

LINEと比較されることが多いcommだが、使ってみると案外向いている方向が異なっていることがわかる。LINEの方がよりクローズドで、commはFacebookに近いのだ。もしFacebookが最初からスマホ向けに特化してリリースされていたなら、commのような仕様になっていただろうなと思う。

ユーザー以外ともやりとりできる機能を便利だと感じるか、あるいは昔の知り合いと再会したいと思うなら、commは一つの選択肢になるだろう。

(記事提供: AndroWire編集部)