2ポートあるUSBは3.0対応となり、その他にはeSATA/USB兼用インタフェース、SDカードリーダー、D-Sub 15pin出力、HDMI出力を利用可能。バッテリは交換型で3セルと6セルが選択できる。
バッテリ交換不可のUltrabookが多い中で、交換型になっているのは大きなメリットかもしれない。2年以上のリース契約など、使用期間が比較的長期になることも多いビジネス向けPCでは、どうしてもバッテリ劣化の問題がつきまとうからだ。
14型のディスプレイ(1,366×768ドット)は、ビジネス向けらしくノングレアを採用。前モデルにあったタッチパネルのオプションは用意されない。
ベース構成でタッチ操作に最適化されたWindows 8に対応するため、タッチパネルの選択肢があっても良かったかもしれないが、タッチインタフェースはビジネス向けの一般的なノートPCタイプで需要が多いとは考えにくいから、優先度は低そうだ。
ワイヤーなどを取り付けられるセキュリティロックスロットを設けているのはもちろん、オプションでスマートカード(ICカード)や指紋リーダーによる認証を行えるなど、高度なセキュリティに対応できるのもビジネス向けにはありがたい。
ただし、前モデルでは「スマートカードリーダ」が内蔵されていたところ、本モデルでは別売のオプション扱いとなった。セキュリティを重視する企業には求められる機能だとしても、多くの企業にとってはそこまでの装備は必要ないことも確か。
これらを考え合わせると、機能をさらに絞ってコストの適正化を図る一方で、基本性能を底上げし、小型・軽量化まで果たした、正常進化版のビジネスノートブックということになるだろう。
なお、各種ベンチマークの結果は下記の通り。
Windowsエクスペリエンスインデックスの値
プロセッサ | 7.0 |
---|---|
メモリ | 5.9 |
グラフィックス | 5.7 |
ゲーム用グラフィックス | 6.4 |
プライマリハードディスク | 8.1 |
各種ベンチマークの値
CINEBENCH 11.5 | OpenGL:15.62fps / CPU:2.55pts |
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PCMark 7 1.0.4.0 | 4907 |
3DMark Vantage 1.1.0.0 | P3125 |
3DMark 11 1.0.3.0 | P641 |
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