「瞬簡PDF 作成6」を用いてトコトンPDFを使い倒そう!

PDFをトコトン活用しよう!

PDFをトコトン活用しよう! 「瞬簡PDF 統合版 6」編

前回に引き続き今回はPDFの作成にスポットを当て、「瞬簡PDF 統合版 6」製品スイートに同梱されている「瞬簡PDF 作成6」のレビューを行っていこう。

今回ご紹介する「瞬簡PDF 作成6」。写真はCD-ROM版のパッケージ

まず、ここで前回さらりと触れさせていただいた、「瞬簡PDF 作成6」の概要をおさらいも兼ねてご紹介していこう。特筆すべきポイントは多々あるのだが、なかでもユーザーの利便性をグッと高めるのが、PDF変換ドライバ『Antenna House PDF Driver』の存在だろう。WordやExcel、PowerPointといったOffice製品群と連携し、各種アプリケーションの「印刷」から手軽にPDFを生成できる上に、より軽量なPDFを生成できるという特徴を備えていること。

もちろん、最新OSであるWindows8へ対応しているほか、64Bit版Office 2010にも対応している。また、プレゼン資料など画像が多く容量の大きなPDFを、画像に対してダウンサンプリングおよび画質の圧縮によって、より軽量なPDFへ再変換できるなど、「メールの受信制限に引っ掛かってしまう」や「出先でスマートフォンを用いて内容を確認したい」といったニーズを満たす助けになることだろう。その他、DTP業界で用いられる"PDF/X"に準拠したファイルの生成など着実に進化を遂げている。また、ファイルの結合、ページの分割/抽出/削除といった編集機能、既存のPDFファイルの再圧縮、「Dropbox」や「Evernote」といったクラウドサービスとの連携がスムーズに行えるプラグインなど、充実した機能はそのままに、より手軽にPDF作成が行えるようになっているのだ。

様々なアプリケーションからPDFが作成できる

先にも触れたように、「瞬簡PDF 作成6」には『Antenna House PDF Driver』というPDF変換ドライバによって、各種アプリケーションから手軽にPDFを作成することが可能だ。例えば、Windows8標準のインターネットブラウザ、IE10で参考になりそうなWebサイトを見つけたとしよう。従来であれば、スクリーンショットを撮影して一旦画像ファイルへと変換し保存しておく、あるいは作成している資料へ貼り付けるなどしていたことだろう。だが、「瞬簡PDF 作成6」を含む「瞬簡PDF 統合版 6」を用いれば、各種アプリケーションの"印刷"からPDFをワンクリックで作成することが可能となるのだ。

IE10の場合、右上のアイコンから印刷を選択する

すると、印刷ダイアログが表示される。「プリンターの選択」に「Antenna House PDF Driver 6.0」が存在するはずだ。このまま"印刷"ボタンをクリックしてみよう

また、同様にWordやExcel、PowerPointといったOffice製品群からも印刷ダイアログ、もしくは画面上部のタブからPDFを出力することが可能だ。また、印刷ダイアログからも行うことが可能だが、画面上部の“アンテナハウス”タブからPDFを作成する場合は、「PDF設定」よりあらかじめ用意された変換プリセットを選択する。目的や用途に応じたPDFを簡単に出力できる上に、「詳細設定」から「編集」を選択することでより細かな設定を行うことが可能なのだ。加えて"アンテナハウス"タブからは例えばWordの場合見出しを、PowerPointの場合はスライド名をしおりとして変換することが可能だ。また、文書内のハイパーリングなどもPDFを作成した場合であっても有効化させることができる。

すると、このようにPDFファイルとしてまるで印刷するように簡単に電子ファイルとして保存することができた

こちらはWordの印刷から「Antenna House PDF Driver 6.0」を用いてPDFを作成する作業の一コマ

画面上部の"アンテナハウス"タブからも同様に作成中の文書ファイルからPDFへ変換することが可能だ

「PDF設定」で「サイズ優先」や「フォント埋め込み」など9つのプリセットから選択することができる

また、「詳細設定」をクリックすると、上の画面へと遷移して設定の内容を確認できるほか、「編集」をクリックすることで設定の内容をカスタマイズすることができ、使用用途に応じてカスタマイズできる

画面は「瞬簡PDF 作成6」を用いて「透かし付き(社外秘)」でPDF出力したファイル。このように、簡単に全ページに「社外秘」の透かしを入れることができ、ファイル容量も元のWordファイル約2.6MBから約1.3MBに圧縮することができた

作成したPDFを自在に操る「瞬簡PDF 作成6」の機能に注目!

ここからは、「瞬簡PDF 作成6」の詳細な機能にフォーカス。実際の利用シーンなどを想定しながらレビューしていこう。まず、基本画面について。基本画面は画面上部に各種メニューが配置されており、その下にPDFとして作成したいファイルを直感的にドラッグ&ドロップで選択、あるいは「開く」メニューから目的のファイルを選択することができる。その下部は、選択した作成メニューに応じた情報が表示され、最下部に「実行」ボタンが配されている。つまり、画面上部から順に下へ降りていけばいい"ウォーターフォール型"のインターフェースとなっており、初心者であっても悩むことなく使うことができるだろう。

画面上部から、目的に応じてメニューから行う作業を選択し、PDFを作成したいファイルを選択。作業の設定を行ったら、画面最下部の「実行」を押せば良い、と、水の流れのように“どう手順を進めていけば良いか”がわかりやすいインターフェースとなっている

「瞬簡PDF 統合版 6」製品概要

PDFを作成する瞬簡PDF作成、PDFをOfficeに変換する瞬簡PDF変換、PDFを編集する瞬簡PDF編集の最新版とPDFへ追記する書けまっせPDF、OCRからOfficeに変換する瞬簡PDF OCR を同梱したお得なパッケージです。

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