パナソニックは、LEDシーリングライト「EVERLEDS(エバーレッズ)」シリーズの新製品として、感性工学に基づいた新たなコンセプトの製品を、2013年2月20日から発売する。
明かりが人にもたらす効果を高めるため、感性工学に基づく独自の「感性指標化技術」を採用。LEDならではの調光、調色により、気分をすっきりさせる明かりと、くつろぎ感を高める明かり、文字の読みやすさ感を向上させた勉強の明かりといった各モードを搭載した、新たなLEDシーリングライト製品群と位置づけている。
約4万時間の光源寿命があり、平均演色評価数Ra85を確保。LEDの光が拡散するように設計された独自の拡散レンズにより、均一な発光面を実現。カバーには、キレイコートを採用することで、汚れやホコリがつきにくくしていることから、掃除の手間を軽減しているという。
発売するのは、フラットカバータイプとして、12畳タイプのHH-LC712A(市場想定価格6万5,000円前後)、8畳タイプのHH-LC512A(同5万5,000円前後)。また、凸型カバータイプとして、12畳タイプのHH-LC711A(同6万5,000円前後)、8畳タイプのHH-LC511A(同5万5,000円前後)も用意した。
新製品で実現した「すっきりのあかり」では、従来の昼光色の6500Kに比べて、よりすがすがしい雰囲気を演出するために、9000Kまで色温度を高め、快晴の青空をイメージを演出。朝の目覚め時やリフレッシュしたい場合などに利用できるようにしたという。
パナソニック エコソリューションズ社インテリア照明ビジネスユニット商品企画グループの田中渉グループマネージャーは「光は感性を左右するもの。朝のすっきりの明かりによって、一日を快活に過ごすことできるようになる」と説明する。
また、「くつろぎのあかり」では、従来の電球色の2700Kに対して、2000Kまで色温度を低くし、夕暮れの空をイメージ。家族でリラックスして過ごすときなどに用いることができるという。さらにセンター光を落とすことで、より落ちついた雰囲気になり、就寝前のひとときに最適だという。
そのほか、時刻にあわせて明かりシーンが自動的に切り替わる「おまかせモード」を搭載。快適なあかりのなかで過ごすことができる。
一方、文字が見やすい色温度となる6200Kと、直下の明るさを約10%向上させることで実現した「勉強のあかり」では、白と黒のコントラスト感が向上し、文字の読みやすさを高め、リビングでの学習や読書に最適化させたほか、「シアターのあかり」では、間接光でテレビ背面の壁面だけを照らすことで画面を見やすくし、ホームシアターに適した空間を演出。センター光を加えることで、手元に適度な明るさを確保し、飲食しながらテレビを視聴したり、リモコン操作時にも便利だという。
そのほか、部屋の明るさを検知して、昼間に外光が十分に届いているときには自動で明るさをおさえるエコナビ機能を搭載。100%~5%までの自動調光を行う。