タブレット中心の利用にバッチリな1台

HP ENVY x2を試用して感じたのは、「タブレットとしても使えるノートPC」というよりは、「ノートPCとしても使えるタブレット」と表現したほうがしっくりくること。そう考えれば、スペックやベンチマーク結果にも納得できる。タブレット単体では不便な文字入力やデスクトップ操作をキーボードドッグでカバーしつつ、USB端子やHDMI端子などで拡張性を持たせた製品ととらえると、HP ENVY x2の魅力がグンと増すに違いない。

用途としては、Windowsストアアプリの利用やネット閲覧が中心になると思われる。仕事で使うなら、外出先や少人数のプレゼン用途にも便利だろう(タブレット全般がそうだが)。まだ"爆発的ヒット"と言えるWindowsストアアプリは出ていないものの、近いうちにきっと登場するはず。そのときまで待つという手もあるが、「Windows 8タブレット」や「コンバーチブル」にそそられている人には、先行投資の意味も含めてHP ENVY x2をおすすめしたい。タブレット専用機にはない機能の豊富さや便利さに、きっと納得するはずだ。

製品名 HP ENVY x2
ディスプレイ タッチ対応11.6型IPSワイド光沢(1,366×768ドット)
OS Windows 8 32bit版
CPU Intel Atom Z2760(1.80GHz)
グラフィックス CPU内蔵Intel Graphics Media Accelerator(PowerVR SGX 545)
メモリ LPDDR2-533 2GB
ストレージ 64GB SSD(eMMC)
光学ドライブ なし
サウンド機能 Beats Audioステレオスピーカー、内蔵マイク
Webカメラ 前面:約200万画素 / 背面:約800万画素
主なインタフェース タブレット:microSDカードスロット、マイク入力/ヘッドホン/ライン出力コンボポート
キーボードドック:2in1メディアスロット、HDMI出力、USB 2.0×2、マイク入力、マイク入力/ヘッドホン/ライン出力コンボポート
バッテリ駆動時間 タブレットのみで約10時間45分、キーボードドック装着時で約19時間
本体サイズ/重量 W303×D193×H8.6mm/約710g(タブレット)
W303×D206×H19mm/約1.41kg(タブレット+キーボードドッグ)
直販価格 69,930円~