Core i7-3770Kの3万円超えも視野に
年明け早々、あまり嬉しいニュースではないが、円安による影響が、PCパーツの価格にじわりと出始めている。今のところ、値上げはCPU、メモリ、HDD/SSDなどが中心だが、このまま円安傾向が続けば、いずれはマザーボードやグラフィックスカードにも及ぶと見られている。購入を考えているのであれば、早めに動いた方が良いかもしれない。
PCパーツは基本的に輸入品であるため、販売価格は為替レートの動きに大きく左右される。国内に在庫がある分、変動にはタイムラグがあり、まだメーカーやモデルによって値上げ幅にはバラツキがあるが、円安が続けば、いずれは値上げせざるを得ないのは確実だ。
CPUでは、Intelの上位モデルで値上げ幅が目立つ。例えばCore i7-3970Xに注目すると、11月末に86,000円前後だった価格が12月末には89,000円前後に上がり、今週は94,000円前後。Core i7-3770Kは、11月末に26,500円前後だったのが12月末に29,000円前後、今週はギリギリ30,000円を下回っている状態で、大台を突破するのも時間の問題だ。一方、AMDのCPUには、今のところ顕著な動きは見られない。
HDDは一時、モデルによっては2TBが7,000円を切るところまで値下がりしていたが、年末から全体的に値上がり傾向。「3TB以上の大容量モデルが良く売れている」(某ショップ)という声も聞かれ、駆け込み需要も増えているようだ。SSDはモデルにより、大きく値上げしたものもあるが、Samsungの840 PROシリーズは価格をほぼ維持しており、お買い得感が高まっている。
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