ここからは、秋葉原ハンターと会社員ハンターそれぞれの調査の内容でも、特に両者の個性が出た「武器使用率順位」を比較。上位にランクインした武器から順に見ていきます。
1位
武器使用率の1位は、秋葉原(19.2%)も会社員ハンター(18.4%)でも、どちらも1位。つまり、『MH3(トライ)G』狩人の5人に1人弱は大剣を愛用しているという計算になります。武器の種類は12種類もあるのに!大剣は抜刀状態での移動速度が遅く、武器を振るモーションも遅いといった欠点もありますが、かなり高い攻撃力やガードできるというメリットがあります。そして何より、巨大な剣を背中から振り抜くその姿に、惚れた狩人は多いのでは。
2位
なんと2位も秋葉原(13.8%)と会社員ハンター(15.0%)との両方で、太刀が選ばれました。つまり、狩人7人に一人が太刀使いという計算になります。太刀は武器を出したままの移動速度がそれなりに速いのと、練気ゲージが溜まると攻撃力が上がったり、連携の最後に斬りながら左右へ移動できたり、回避しながら攻撃する「移動斬り」を駆使できるなど、多彩な扱い方ができる武器なのです。
3位,6位はアキバと会社員でまったく違う武器がランクイン
3位は、秋葉原ではスラッシュアックス(11.6%)会社員ハンターでは双剣(12.1%)がランクイン。しかも興味深いことに、3位と5位が秋葉原ハンターと会社員ハンターで綺麗にシャッフルされています。2ランクも差が開くというところからも、両者の性格の違いがみてとれます。
スラッシュアックスは「弾かれなくなる」剣モードと、攻撃力の高い攻撃を繰り出せる斧モードという2モードを使い分けられる、比較的マニアックな武器。それに対して双剣は攻撃力が低いという欠点がありながらも、属性異常攻撃が効きやすい特性や、何より手数の多さもあって、ビギナーからマニアまで幅広いユーザー層に愛される、汎用性の高い武器です。秋葉原ハンターと会社員ハンターが、異なる特性の武器を愛用しているという結果は、ある意味で納得のいく結果かもしれません。
トップ3に関する考察はここまで。ここからは、ハンターの特性が垣間見えた武器について挙げていきます。
会社員ハンターはサポートに強い武器を使う傾向あり?
会社員ハンターは、「弓(9.2%)」や「狩猟笛(4.9%)」など、サポートに適した武器を使う割合が、秋葉原ハンターよりも高いのが印象的でした。
弓は、ガンナーの武器の中では唯一弾を購入しなくても無限に撃つことができるため、ガンナー入門用武器とも言えます。また、「狩猟笛」は単独使用する上では「ハンマーから溜め攻撃を抜き、攻撃力をやや削いだ」といった感じの武器なのですが、その分さまざまな効果を持つ音色を演奏し、同じフィールドにいる仲間に「スタミナ減少無効」など戦闘に有利な効果をもたらすという魅力があります。2人以上で狩りに行った時、メンバーに1人いるとモテまくる存在です。「最前線で活躍するのはちょっと…」という、アクションゲームが苦手なハンターさんでも狩りで役立てるという良さがあります。
同率ブービーとなった意外な武器とは?
その生態の違いから、使用武器にも個性が表れている秋葉原ハンターと会社員ハンターですが、11位の武器は「ヘビィボウガン」と一致しました。今回の調査であたったハンターたちの中で、「ヘビィボウガンの使用率が一番高い」というハンターは、33人に1人しかいないというわけです。
確かに、ヘビィボウガンは武器を構えたり収納したりするモーションや、武器を構えたままの移動速度がまさしく「ヘビィ」。モンスターの攻撃から身をかわすにはテクニックが必要です。行動に制限がある中で前転回避はできるため、ピンチの時には武器を出したまま前転で移動するヘビィボウガン使いが多い様子。かなりクセのある武器ですが、その砲身から放たれる弾の火力は、同じガンナー武器のライトボウガンどころか、剣士の攻撃力すら凌ぐほど…という話を聞くと、ちょっと憧れてしまいますね。
今回まで、全3回に渡ってさまざまなハンターの生態を調査・分析してきましたが、いかがでしたか? 実は、ギルドカードにはまだまだ情報が詰まっていて、「勲章のページを見て村クエストを終えている人の割合を調査する」なんていうこともできるので、機会があればぜひ披露したいところ。みなさんの「見たい!」という声が原動力となるので、ぜひご声援をいただけると嬉しいです。
では、またどこかで!