白熱する討論は大手マスメディアについて流れ、宇野氏は「例えばテレビのアナウンサーや雑誌の記者が言ってることは誰か個人の意見なのに、『これは会社の大まかな意向です。メディア全体の意向です』って言ってる。これだけ個人が簡単に自分の責任で発言出来る世の中なのに、マスメディアの言葉だけ責任の所在がハッキリしない」と見解を述べると、池田氏も「テレビと新聞は老人メディアに特化していくと思う。マイナーな趣味的なメディアになると思う」とマスメディア批判に同調した。
また、竹田氏が「僕はネットのニュースと新聞は全然違うと思う。ネットは興味があるのものしか見ないでしょ? 新聞はペラペラめくってれば、興味の無い記事も目に入ってきて社会全体の流れが掴める。新聞を読まない若い人はそれが出来てないと思う」と大手マスメディアの重要性を強調するも、ひろゆき氏は「ネットのニュースだって新聞社が出してるニュースを見てるので、紙とかテレビとか関係ない。僕が危惧してるのは、新聞を見てるから色んな事を知ってるから正しいと思っちゃうこと。新聞に載ってない情報がどうなってるの? って思えないでしょ」と一刀両断した。
討論会では田原氏が「何で書類送検されたの?今日はパトカーで来たんでしょ?」と、ひろゆき氏が20日に麻薬特例法違反の幇助の疑いで書類送検されたことを突っ込む場面もあり、ひろゆき氏は「僕が警察の人に聞きたいくらい、みんなと同じで何も情報を持ってない。2ちゃんねるを管理したいという意味だと思う」と苦笑い。岩崎氏は「2ちゃんねるの象徴であるひろゆきさんを捕まえることによって、日本国民そのものを牽制するというか、ネットでも自由にやっちゃいけないよっていうメッセージになる」と分析し、宇野氏は「堀江さんの時と一緒で、どう考えても警察のポイント稼ぎで、文化人としてのひろゆきを潰したいだけ。日本の古い人たちから見ると分けわかんない力を持ってる気味悪い人たちのトップを挙げればハッピーになると思ってる」と息巻いた。
そんな論調の中、田原氏が「戦ってて面白いの? しんどいの?」と聞かれたひろゆき氏が、「家宅捜索も3回目なんで馴れましたね(笑)」と答えると、岩崎氏は「頭の良い人なので、警察とか法の管理機構の矛盾点や不都合な点を抉り出すことに喜びを感じてると思う。僕は見てて楽しい」と話し、田原氏は「警察や検察ににらまれて勝った人はいない。ネットは未来がある! ひろゆきさんが負ければネットはダメだってことになるから、勝って欲しい」とエールを送っていた。