インタフェースは必要十分 - カードスロットやドライブはカバーの中に
インタフェースはまさに「必要十分」といった印象だ。フロント右側に電源ボタンと2つのUSB 2.0ポートが配置されており、左側上部にはブルーレイディスクドライブ、下部はカバーの中にSDメモリーカードスロット×1とメモリースティック Duoスロット×1が格納されている。
背面にはキーボード用のPS/2ポート×1と、LANポート×1、USB 2.0ポート×4、USB 3.0ポート×2があり、さらにグラフィックスカードにDVI-Iポート(HDCP対応)×1とHDMI出力ポート×1がある。
フロントにオーディオコネクタ類がないのが少し気になったり、せっかくディスプレイが独立しているのでHDMI入力対応ポートが欲しいところだったりするが、数としては必要十分と言えるだろう。特にキーボードをPS/2接続にしていることで、USBポートが1つ空くのは魅力的だ。
本体前面には電源ボタンとUSB 2.0ポート×2、そして本体背面にはキーボード用のPS/2ポート、LANポート×1、USB 2.0ポート×4、USB 3.0ポート×2、DVI出力ポート×1、HDMI出力ポート×1などを装備 |
グラフィックス機能もしっかり強化 - メンテナンスもお手軽
ベンチマーク結果は以下表のようになった。Core i7-3770SのCPUに8GBのメモリを組み合わせているだけに、基本性能は高い。グラフィックス機能もNVIDIA GeForce GT 630が搭載されていることで、最新の3Dゲームが快適に遊べるというほどではないにしても、軽めのゲームならば遊べる程度には強化されている。
Windowsエクスペリエンスインデックスの結果
プロセッサ | 7.9 |
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メモリ | 7.9 |
グラフィックス | 6.7 |
ゲーム用グラフィックス | 6.7 |
プライマリハードディスク | 5.9 |
PCMARK7 v1.0.4.0の結果
3DMARK11 v1.0.3.0の結果
MHF ベンチマーク 第3弾【大討伐】の結果
実際の操作感も非常に快適だ。利用していてひっかかりを感じるようなこともなく、軽快に操作できる。一般的な家庭での利用ならば余裕がありすぎるほどだろう。これならば、長く利用できるはずだ。
そして長く使い続けるならばメンテナンス性も気になるところだが、それについても心配はない。背面にある2つの大きな突起を動かすだけでサイドパネルを開くことができるのだ。手回しネジよりさらに手軽に内部にアクセスすることができる。
もちろんスリムケースだけに内部スペースにはそれほど余裕がない。しかし例えば光学式ドライブやHDDの交換は可能だし、グラフィックスカードもロープロファイルのものならば差し替えることもできる。そこまでしないというユーザーでも、内部に吸い込まれた埃などをたまに掃除してやるだけでマシンの寿命は延びるはずだ。
不調が出たパーツのみを交換したり、ディスプレイのみを違うものにしたりと手を入れながら使えるのが、セパレート型デスクトップの長所のひとつ。「VALUESTAR L」もその特徴をもった、1台のマシンを長く愛用したいというユーザーにぴったりのマシンになっている。
製品名 | VALUESTAR L VL750/JS |
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CPU | Intel Core i7-3770S(3.10GHz) |
チップセット | Intel H61 Express |
メモリ | 8GB(PC3-12800) |
ストレージ | 約3TB SATA HDD |
光学ドライブ | ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能対応) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GT630 |
ディスプレイ | 23型ワイド スーパーシャインビュー LED IPS液晶(1,920×1,080ドット) |
ネットワーク | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応有線LAN×1 |
インタフェース | USB 3.0ポート×2、USB 2.0ポート×6、HDMI出力ポート×1、DVI-I出力ポート×1、 ヘッドフォン出力/ライン出力兼用ポート×1、マイク入力ポート×1、 ライン入力ポート×1 |
メモリースロット | SDメモリーカードスロット(SDHC/SDXC対応)×1、 メモリースティック Duoスロット(メモリースティック PRO-HG Duo対応)×1 |
テレビチューナー | なし |
サイズ/重量 | 約W98×D401×H343mm(通常設置時)、 W220×D401×H343mm(スタビライザ設置時)/約約9.1kg |
OS | Windows 8 64bit |
店頭価格 | 199,800円前後 |