めちゃくちゃ音質がいいのである。
……いや、普段タブレットで音楽は聴かないから正確なところはわからないのだけど、でもこれは何となく想像していた「タブレットの音質」ではない。これなら小さめのコンポとして立てかけといても本物とそう遜色ないんじゃないか。
それで思い出したのだけど、Kindleはドルビーを共同開発したスピーカーを背面に搭載しており、とにかく音質には自信ありげなことを公式サイトにも記載していたのだ。なるほど、あの自信の裏にあったのはこれか。オーディオマニアなら不満もあるかもしれないが、素人の筆者には十分満足いくクオリティの高さである。
でも、もったいないなー。このスピーカーで音楽聴く人の割合ってどれくらいいるだろう? 電子書籍は他の端末でもKindleアプリを入れれば読めてしまうし、むしろこの音質の良さをもっと強く推してもいいと思う。
さて、続いては読書だ。といっても、これはもう最初に手に入れたときに試してみたので知っている。解像度は高いし、カラーページの色の出方もいい。電子書籍端末としての不満はない。あとは……やっぱり品ぞろえだけである。天下のAmazonといえども、電子書籍のラインナップは他と比べてもまだまだ並といったところだ。初日に買った食材で例えるなら、レトルト物とカップ麺は全部そろってるけど、それだけ、といった感じ。
お店は品ぞろえがすべてであるという当たり前の事実に今さらながら気付かされる。何しろKindle生活ではAmazonしか使えないから、現実みたいに「ここにはないから次のお店に行こう」ってのができないのだ。多様性って大切なんだなぁ。
さて、音楽も本も満足いくレベルだったところで、次は……動画にいこう。